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康介修斗のバレンタイン 13
俺は夢中で修斗さんの口内を舌で掻き回すように、チョコを舐めとった。
「……んふっ……んっ……はぁ…… あ 」
重なり合った唇の隙間から修斗さんの吐息が漏れる。
「………… 」
ほんと! このチョコすげぇ美味しい!
どのくらいの時間、修斗さんの口の中のチョコを味わっていたのか……段々と修斗さんの力が抜けていき後ろへと倒れていくのがわかった。
俺は修斗さんの両手首を掴んだまま押し倒すように唇を貪っていると、修斗さんの勃起したものが俺の太腿に当たっているのに気がついた。
「あ……」
やっと我に返り唇を離すと、真っ赤な顔をした修斗さんが息を切らして俺に文句を言い始める。
「なにすん……だよ ……康介……びっくりすんだろ 」
いやいや、修斗さんがチョコ食っちゃうからでしょ?
俺は修斗さんの両手首を掴んだまま、もう一度唇を重ねた。
今度は愛を確かめ合う、ちゃんとしたキス。チョコを味わって満足したし、こんな色っぽい顔した修斗さんに何もしないなんてありえない。すっかりエロい気分に戻った俺はちょっと強引に修斗さんの口内を舐る。押さえつけている俺の手から逃れようと少しだけ修斗さんは体を捩った。
でも逃げようなんてそんなこと思ってないのはちゃんと知ってる。いつも押せ押せな修斗さんは強引なのに弱いんだ。
「……はぁ……康介、キス……長い。苦しいってば…… 」
修斗さんの力が抜けてるのを確認して、俺は掴んでいた両手首を離す。修斗さんにのしかかったままその手で頬を挟んだ。
「修斗さんが俺のチョコ食べちゃうからです……最後の一個、半分こしますか?」
俺を誘うように目を潤ませて修斗さんは頷いた。
……やっぱり最強に可愛いな。
俺は最後の一個を口に咥えて、修斗さんの口元へと突き出した。
おずおずと修斗さんは俺の咥えたチョコを啄むように咥えたので、そのまま修斗さんの唇に深く唇を重ねて口の中へチョコを押し込んだ。
「んっ…… 」
少し目を見開き驚いた顔をしたけど、俺が舌をねじ込んでチョコに舌を絡めると、そのままうっとりと目を瞑り俺の舌を受け入れる。
もうチョコなんかどうでもいい。そんなことより修斗さんを舐めまわしたい。
「修斗さん……大好き……です 」
俺は唇を離すと、夢中で修斗さんの上半身をはだけさせ、首筋から乳首へと舌を這わせる。
「あっ……康介……あっ、待って……やっ……あぁ……」
ちょっと普段と違う雰囲気だからか、修斗さんはいつもより感じてくれているように思い嬉しくなる。俺の愛撫にビクビクと体を震わせている修斗さんがエッチすぎてもっと虐めたくなってしまう。
俺の肩を掴み、頬を紅潮させながら何かを言いたそうに口を開く。
「ん?……何? 気持ちいい?」
切ない顔して縋ってる姿が堪らない。
「んっ……康介……チョコは? ……食べてよ……俺のチョコ…… 」
そう言って修斗さんは俺の頭を抱え込み、自分から唇を重ねてきた。修斗さんの舌に乗った半分溶けたチョコが俺の口内へと入ってくる。まだ口の中にチョコ残ってたんだ。
……甘くて美味しい。
目の前には赤く上気した修斗さんの綺麗な顔……堪らなくなり、また修斗さんの口内を貪った。
俺の太腿にあたる修斗さんの硬くなったそこを下着の上から強めに握ると、修斗さんは大きく体を震わせた。
「ちょっ……やっ……待って……」
修斗さんが俺の手を押さえ、喘ぎながら言う。キスだけでこんなにしちゃってもう限界そうなのが堪らない。
「待ってじゃねぇよ……俺のチョコ、ほとんど食っちゃったんだから修斗さん、反省してよね…… 」
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