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新しい生活②/テレフォン……

『修斗さん……あっ……はっ……んっ……』 ……? 電話口から康介の息苦しそうな声が漏れ聞こえる。 「どうした? 大丈夫?……康介?」 『………… 』 あれ? まさか……な? ちょっと嫌な予感がして、俺は康介に聞いてみた。 「なぁお前、今何してんの?」 『……んっ!……な、何でも……ないですっ』 康介の息が段々と荒くなってくる。 「もしかしてさ、お前一人で気持ちいいことしてね?」 『………… 』 図星だ! 絶対そうだ。 なんだよ、心配して損した。 『だ……だって! 俺我慢できねえもん。修斗さん、もっと喋って……声聞かせて。ねえエロい事言ってよ。今誰もいないんでしょ?』 うわ……康介の奴、開き直りやがった。 「なんだよ心配させやがって。でもそんならテレビ電話にすれば……」 『はぁ? バカじゃないの? 恥ずかしいでしょ! もう!』 顔が見えなくても康介が真っ赤になってるのがわかる。 なんだよ…… 何で俺が怒られなきゃなんねえの? でも…… 俺の声聞いて一人エッチしてんの可愛いじゃん。 「康介? 康介のちんこ、今どうなってんの? 俺がしゃぶって舐めてやろうか?」 ちょっと嬉しくなって、俺も康介にのってやった。 『…?! あっ……修斗さん……やだ、エロい』 やだとか言って…… エロいこと言ってよってさっきお前が言ったんだろうが。 でも電話口で段々と息が荒くなってくる康介が可愛くて、俺もその気になってきてしまった。 「康介?……ほら、気持ちいい? 康介は先っぽゆっくり舐められるのがいいんだよな?……どう? 俺のフェラ、気持ちいい?」 わざとチュクチュクと唾液を絡ませるように、自分の指をしゃぶりながら電話口で音を立てる。 『あ……やべ……修斗さんエロい……気持ちいい。もっと……あぁぁ、キスしてえ。んっ……はぁ……修斗さん、もういいから……ほら、修斗さんのも見せてよ……俺にも見せて』 「………… 」 目の前に康介がいるわけじゃないのに。 見られているわけじゃないのに。 耳に当てた電話口から聞こえてくる康介の熱のこもった声が堪らなくいやらしい。 『修斗さん……ちゃんとパンツ脱いでる? ゆっくり自分の扱いてごらん……どんな風になってる? 俺に教えて…… 』 康介に言われる通りにパンツも脱ぎ、すっかり勃起してしまったそれを握る。 「あ……すげ…… 」 いつの間にか先走りでぐしょぐしょになってしまっていた。 「康介……康介……」 ドキドキしながらベッドに横になり、スマホをスピーカーにしてから耳の横に置く。 『修斗さん……後ろも弄って。弄ってほしいでしょ? 前だけじゃ……足りないよね?』 言われなくてももう弄ってる。 ……でも足りない。 「康介が足りない……キス……したい。康介のが欲しい」 気持ちいいけど、康介のみたいに一番いいところには届かない。 物足りない。 もどかしい。 「康介。ギュってして欲しい……」 康介に触れて欲しい。 康介のあの余裕のない顔が見たい。 「我慢できない」って言って乱暴に抱かれたい…… 『あーもうっ! ごめんね、修斗さん……頑張って俺がしてるの想像して気持ちよくなって……あぁ、だめだ、触りてぇ。修斗さん、俺も修斗さんに突っ込みてえよ……あっ……やべ……俺イキそう』 「………… 」 ハァハァと康介の息遣いが激しくなってくる。それからしばらくの間、康介の息遣いだけ通話口から聞こえていた。俺は後ろは諦め、前の方を緩々と扱く。 「康介……康介、声聞かせて。ねえイキそう? 気持ちいい? 俺もイかせてよ……康介、好き……んっ……俺もうぐしょぐしょだよ……あっ……ん、どうしてくれんの? 康介……康介………イッていい? あっ……」 やべ…… 馬鹿みたいだ、こんなことして。 でも本当にイキそう……気持ちいい。 『修斗さん! 好きだよ』 見事に康介の「好き」って言葉で俺はイってしまった。

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