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新しい生活⑧/エッチ
「んっ、ちょっ……あっ……あぁっ……待って、こ……康介ってば……」
修斗さんに顔を掴まれ力任せに引き離された。
「落ち着けって、もう……犬かよ」
ククッと失笑する修斗さんに我にかえる。
あ、やっちゃった……
修斗さんの口元、俺の涎でベチョベチョ。
「ごめん……なさい、我慢出来なくて……」
「いいよ今更。ほら早く気持ちよくして」
修斗さんは俺にしがみつき、耳を舐める。それがまた堪らなくいやらしく、俺はもう一度修斗さんにキスをした。
「あっ……やばっ、修斗さん……気持ちよすぎ、んんっ……すぐイっちゃいそう…… 」
俺の体調を気遣ってか、修斗さんが俺の上に跨り腰をグラインドさせる。上からエロい顔して見下ろされ、それだけでも込み上げてくるのがあるのに、目の前で勃起させたものを揺らしながら激しく抜き差しするもんだから、本当にすぐにイってしまいそう。
そもそもいつも俺が夢中になりすぎて攻めまくってるから、修斗さんが騎乗位で俺のことを攻めること自体、とても珍しことだ。
「はっ……あっ……康介気持ちいい?……泣きそうな顔してる。可愛い…… まだイっちゃダメだよ?」
「あっ……! んっ 」
ペロッと舌舐めずりしながら、俺の乳首を軽く捻る修斗さんに思わず声が出る。その声を塞ぐように、修斗さんが覆い被さりキスをするから、ゾクゾクとして堪らずしがみついた。
「ヤバイって、修斗さん……待って……もうダメだって、イかせて」
修斗さんの腰を捕まえて力任せに押し倒す。両足を持ち、俺は欲のままに思いっきり腰を打ち付けた。
汗ばむ肌と肌がぶつかる音と、卑猥な水音が混ざりあう。俺の下で喘ぐ修斗さんは瞳が潤み、汗で髪が顔に張り付きいつも以上に色っぽく感じた。
「修斗さん……かっこいい……好き……大好き……んっ……んっ……イくよ……いい?……イッてもい?……んっ、イく……んんっ!」
夢中で修斗さんにしがみつき、奥へ奥へと流し込むように修斗さんの中で俺は果てた。
「はぁっ……はぁ……康介、ゴム……着けた?」
あ……やべ。
夢中ですっかり忘れてた。
……てか、修斗さんが先に俺に乗ってきたんじゃん。
「妊娠しそうな勢い……やばい、フラフラする。康介激しすぎだって…… 」
はにかんで笑う修斗さんがヤバイ。可愛い。
「修斗さんも、イかせてあげるから……」
「あ……いや 」
修斗さんに挿れたまんまで、そのまま前を扱きながら腰を揺らす。
「待って……康介、俺……もうイったから…」
……?
よく見ると、修斗さんの胸の方まで飛んでいる。
それを手で撫でながら、俺は修斗さんにキスをした。
「いつの間にイったの? 夢中すぎてわからなかった」
「康介がイく前に……えへへ、出ちゃった」
「………… 」
もう、なにそれ……クソ可愛い。
俺は修斗さんの中を掻き出してやろうと指を伸ばすと嫌がられてしまった。恥ずかしいとか言って、でもその格好で廊下のトイレまで行くのも抵抗あるからと渋々俺に掻き出すのをやらせてくれた。
「もういい、いいから……やだ、もう大丈夫……やだって、おい! しつこい!」
「あっ?……痛え! なんだよ……蹴んなよ」
調子乗ってやりすぎたら怒った修斗さんに頭を蹴られた。でも、修斗さんのこんな姿、見られるの俺だけなんだよ? こんな格好させてるのは俺だと思うとさ、なんかヤバイよね。
「修斗さん……好きっ!」
堪らなくなって修斗さんに抱きつき、またキスをする。でもこれ以上やると本気で怒っちゃうからもうやらない。
少しの間、二人でベッドでイチャイチャと喋っていると、ふと修斗さんが口に指をあてキョロキョロとする。
「なに? どうしたんですか?」
「……なんか物音しない?」
え……?
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