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出逢い・睦月side

こんな時、ドラマやマンガだったら助けが来るのかな。ドラマ好きの田舎のお祖母ちゃん助けて。 テンパりつつお祖母ちゃんも困惑するであろうお祈りをしたけど、現実は聞き入れてくれなかった。 興奮したオジサンは僕のシャツのボタンまで外してきた。指が直に肌に触れる。僕は戦慄した。 ――やだ!嫌だ怖い! ぎゅっと強く目を瞑る。 オジサンの指は何が楽しいのか僕の乳首を触ってきた。擦って、きゅうっと摘まんでくる。僕はもう、限界だった。恥もプライドも吹き飛ぶ。 ーー嫌だ!誰か!誰か助け… 「うがッ!」 その時、後ろから呻き声が聞こえた。同時に僕の体が解放される。 咄嗟に外されたシャツを手で掴んで、振り返った。 「キメェんだよクソジジイ…」 痴漢だろうオジサンの手を捻りあげている人物が見えた。高校生くらいの男の子だ。 わ、すごい。頭が金髪。耳のピアスと相まってキラキラしてる。染めるの大変だったろうな、なんて僕は場違いな感想を抱く。 金髪のその子は僕に目を向けた。お世辞にも良いとは言えない鋭い目付きだけど、何故かホッとした。 ーーライオンみたいだ… それが、僕と礼於くんの出会いだった。

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