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第17話
-それから僕は眞司に呼び出される度に、どこにでも行った。
学校ではお互い今まで通り知らない顔をしているが、昼休みや放課後、時には授業前の休み時間に呼び出され…初めて授業をサボった。
呼び出される場所はその時によって違う。
図書室や視聴覚室、空き教室…誰もいない放課後の教室なんて事もあったし、トイレに呼び出された時もあった。
その度、僕は呼び出された場所で眞司を待ち、眞司に抱かれた。
勿論、放課後は眞司の部家に行き全裸になってフサフサの白いバイブ付きの尻尾を入れて四つん這いになった状態で眞司を待つ。
最初、尻尾付きのバイブを自分で入れる時は痛くてなかなか入らないしで…涙を流しながら入れていたが…だんだん慣れてきて、最後の方はすんなりと入れる事ができるようになっていた。
いつも遅くに部家に帰ってくる眞司は、大人しく四つん這いで待っている僕に満足そうに笑う。
そしてバイブのスイッチを押して尻尾を動かす。
すると、白いフサフサの尻尾が揺れる。
まるで主人が帰ってきた姿を見て、喜ぶ犬のように…。
『ご主人様が帰ってきたら、まず、喜びを表現しないとな』
全裸で尻尾を付けて待っていた僕を見て、眞司が言った言葉だ。
-眞司の前では、僕は自分から喋る事を禁じられている。
ペットは喋る必要はない、という事らしい。
眞司のペットになって分かった事は、人間は慣れていく生き物だという事だ。
眞司の部家に入って最初にする事は、バスルームに入り自分の中を洗浄する事だった。
その後、尻尾を入れて四つん這いになり、いつ帰ってくるか分からない眞司の帰りをジッと待つ。
眞司が帰ってきたら喜びを表現する為、尻尾を振り、両足を拡げて眞司の目の前でバイブを自分の中から手を使わず出さないといけない。
最初にそれをするよう眞司から言われた時はあまりの羞恥に駄目だ、できないと思ったが…今は平気、とまではいかなくても、最初程には抵抗感はなくなった。
そんな僕を眞司が蔑むような目で見下ろしている事も気付いている。
…蔑む視線で見られる事は哀しいが…僕眞司の指示通りにすると、褒めてくれる。
僕はもっと眞司に褒められたくて、眞司の指示に従う。
あれ程、憧れて…遠くからしか見る事のできなかった眞司が目の前にいて、僕に話しかけて、僕に触って…僕を抱いてくれる…。
夢みたいだった。
蔑まれてもいい。
眞司に褒められる為、何でもした。
眞司は初めから…僕が眞司の部屋を訪れた日から…僕の姿を録画していた。
そして僕は…眞司に…ペニスを触られなくても、後ろの刺激だけでイクように躾けられてしまった…。
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