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第20話
「……………え………?」
「だから、コイツの相手をしてやってくれよ」
言われた言葉の意味が分からず、僕は眞司と眞司の横に立っている眞司の友人とを交互に見詰める。
-その日、眞司に呼び出され人気のない校舎裏の最近は誰も近付かない用具室に呼び出され、埃が舞う中で待っていると…眞司と眞司の友人と一緒に現れて…信じられない言葉を僕に告げた。
「コイツ、お前とヤッテみたいって言うからさ、相手してやって」
…眞司は…彼に抱かれろと言っているんだ…。
それを理解した途端、僕の足は恐怖に震えた。
…眞司以外の人に抱かれるなんて…。
(…嫌だ…)
「俺としている事と同じ事をするだけだから、簡単だろ」
眞司は笑いながら、僕の顔を覗き込むが…瞳が笑っていない。
逆らうのかと、その瞳が僕に問うている。
…僕を試しているのだろうか…。
…だったら僕は。
震える指で制服のブレザーのボタンを外した。
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