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第21話
「…あ…っ…あっ…っ…あ…っ…」
両手を躰の後ろで縛られた僕は、後ろから眞司の友人-和巳に貫かれ、揺さぶられていた。
「…おい、コイツ、大丈夫か?」
「大丈夫、大丈夫。このクリーム、結構、効くらしいから。その内コイツも腰を振り出すって」
心配げに問う和巳に対して、眞司は軽く答えた。
…和巳に抱かれる決心はついても…緊張して躰が硬くなるのはしようがない。
…なかなか痛がって和巳のモノを受け入れる事ができない僕に、眞司は小瓶を取り出し中に入っているクリームを指ですくい、僕の中に塗り込んだ。
-少しして僕の躰に変化が訪れる。
(…痒い…)
中が…むず痒くなってきた。
思わず腰をモジモジと動かし始めた僕を見て、眞司が和巳に目で合図をする。
眞司に目で合図を送られた和巳は、腰をモジモジさせている僕の蕾の中にそっと人差し指を入れて…引っ掻いた。
「…ああ…っ!!」
痒いところを引っ掻かれた気持ち良さに眩暈がする。
鳥肌が立つ。
僕の声に驚いた和巳は、僕の中の指を引っ込めようとして…もっと掻いてほしい僕は指を締め付けてしまう。
(…痒い…)
(もっと…もっと…掻いて)
ウズウズとした痒みを何とかしてほしくて、僕は眞司を縋るように見詰める。
「どうしてほしいか言えよ」
…分かっていて聞く眞司。
「…か…掻いて…」
「俺に言ってもしようがないだろ。和巳に言えよ」
両手の掌を上に向けて笑う眞司に、唇を噛み締める。
「ほら、どうしてほしいのか言わないと、分かんないだろ」
…痒みはどんどん酷く…広がっていく。
「…お…お願…奥…掻いて…」
我慢できない痒さに腰をモジョモジョと揺らしながら、涙目で眞司に訴える。
…眞司の友人には…無理。
言えない…。
「ソコを掻いてほしいんなら腰を上げて足を拡げろ。ほら、そんなに尻の孔に力を入れたら、和巳が指を動かせないだろ」
眞司に言われた僕は…諦めて目を瞑り、両手を躰の後ろで縛られているから苦しいけど…腰を上げておずおずと両足を拡げる。
「ほら、和巳に頼めよ…どうしてほしい?」
笑いながら眞司が聞いてきて…我慢できない痒みに突き出した腰を揺らしながら、涙目で和巳を見詰めた。
-我慢できない程、中の痒みが広がっていく。
「……お願…指…動かして…掻いて…」
躊躇っていた和巳の指がすり…と動く。
「…ああ…っ!!」
眩暈がする程の気持ち良さ…背中が反り、腰が揺れ、嬌声が洩れる。
(…でも…それじゃ駄目だ…もっと…強く…)
「…もっと…強く…掻いて…」
僕の懇願に指が2本に増え、スリスリと優しく僕の中を動く。
それがもどかしい。
もっと…強く掻いて欲しい…もっと…奥まで…。
僕は無意識に腰を振っていた。
「…もっと…強く…奥に…」
「もっと奥に欲しいんだってさ。和巳、入れる時はゴムしろよ。じゃないとお前も大変な事になるぜ」
面白がるような…笑いを含んだ眞司の声が聞こえた直後、和巳の指が僕の中から引き抜かれ…代わりに太くて熱い楔が僕の中に…。
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