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第27話

眞司は時々…何かにとても苛立っているように…どこにもぶつける事のできない怒りをぶつけるみたいに…僕に暴力を振るう。 僕はそれを嵐が過ぎるのを待つように小さくなってやり過ごす。 そして暴力を振るった後、眞司は乱暴に僕を抱く。 「…はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ…」 今日も僕は呼び出され、夜中、マンションの部屋に入った途端、眞司の拳が飛んできた。 殴られ、蹴られる。 -そして、今。 「…はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ…」 服を剥ぎ取られ、全裸になった僕の身体をロープで縛りズボンの前だけを開けた眞司の上でペニスを受け入れ、腰を振っている僕を見上げて笑う。 部屋の中、聞こえるのは僕の息遣いだけ。 「…はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ」 眞司のペニスを受け入れている場所は、無理矢理挿入した為、切れて血が流れている。 …それでも僕の身体は嬉しくて、ペニスが勃っている…。 …救いようがない…。 「どうした~?そんなんじゃ全然イケないぞ」 「…ひぃ…ッ!!」 はち切れんばかりに勃起しているペニスを爪で弾かれ…その衝撃に頭の中が一瞬、真っ白になり、腰が痙攣したみたいにガクガクと揺れる。 「…お願…も…イキた…イカせ…」 耐えられなくなった僕は、眞司の上で腰を振りながら、訴える。 僕のペニスは根元にリンクを嵌められていて、イケずに勃起したままプルプルと震えている。 「イケばいいじゃん…イカしてやろうか?」 「…あ…っ!?…ああぁぁぁあああぁぁ…っ!!」 眞司の手が僕のペニスを握り、扱き始める。 「…あぁ…っ!…ひぃ…っ…ひぁ…っ!…ぅひぃ…っ…ぃひぃ…っ」 頭の中がスパークして、気を失いそうになる。 その度に、傷口を抉られるようにして下から腰を突き上げられ、イク事もできない。 その繰り返し。 快感に気絶する事もできず、痛みにイク事もできない。 …快感と痛みに翻弄され、おかしくなる…。 「…ひぃ…っ!…ひゃんひ…ゆぅひ…ゆぅひへ…ひゃふへ…ひゃふ…っ…ひゃふへ…ひんひ…っ!…ひゃぅ…っ…ひゃんひ…っ!!」 快感と痛み…それと眞司の下からの突き上げで下半身だけで繋がっている僕は、上半身をロープで縛られている為、上下、左右、前後に揺れる為、舌を噛みそうになり、上手く言葉が喋れない。 (…苦しい…痛いよ…イキたい…助けて…眞司…) 下半身に溜まっていく熱が、出口を求めて暴れ回っている。 「アハハ…お前、白目剥いて凄い顔をしているぞ。おもしれ~、和巳に見せてやりて~」 痛い程に張り詰めて、イケずに蜜を零しているペニスを眞司は強く握り締め扱き、前立腺を狙って突き上げる。 「お、そうだ…その顔、和巳にスマホで撮って送っちゃお~っと」 全裸のまま、縛られている僕は下からの突き上げに揺さぶられながら、涙を流しながら眞司に助けを求める。 「…ひ…っ…ひんひ…っ…ひゃ…ひゃふへ…ひゃふへへ…っ…ゆ…ゆぅひへ…っ…ひんひ…ひゃんひ…っ」 僕はただ、ひたすら眞司の名前を呼び、助けを求める…無駄だと分かっていても…。 「はい、こっち向いて~」 …ああ…また…頭が白くなる………。 「…ただ今、sexなう…と。おい、緩んできたぞ…もっと締めろよ…って、そうだ。プレゼントがあるんだよな…ほい、これ」 眞司は無造作に手に取ったソレを僕のペニスの中に突き刺した。 「…ガ……ッ!…ッ……ッ……ギ……ッ!…ガ……ッ!」 尿道に走った痛みに僕は目を見開き、息もできずに、身体がガクガクと痙攣する。 「…アハハ…色気ないな~…でも、これ、ペニス用のバイブだってさ…気に入った?」 (痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい) 「俺からのプレゼントだぜ。嬉しいだろって聞いてんだよ。返事は?」 勃起しているペニスにバイブを突っ込まれ、息もできない僕が返事なんてできるはずがない。 「………が…っ!…あ……っ……が…っ!!」 首を縦にコクコクと振って、頷くのが精一杯。 「そうだよな、嬉しいよな。じゃ、これ、全部入れてやるからな」 バイブに連なっているパール状の粒がひとつ、ふたつとペニスの中に入っていく。 (助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけて) 痛みに声も出ない僕を下からの見上げて、バイブをペニスに押し込み続ける。 (眞司眞司眞司眞司眞司眞司眞司眞司眞司眞司眞司眞司眞司眞司眞司しんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじしんじ) 「…ほら、全部入った…動かすぞ。ほら、撮ってやるから、いい顔しろよ」 (…駄目だ…今、動かしたら…っ…) 「…や…やふぇ……っ!!」 (…止めて……っ!!) 「…スイッチ、オン…と…」 「~っ!!~~~っ!!~~~~~っ!!」 …何て叫んだかは、覚えていない。 何故なら、僕はその後…失神してしまったから。 -次の日。 眞司は今のマンションから、別のマンションに引っ越した。 いつものように………。

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