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第33話
-気がつくと僕は服を脱がされ、全裸になっていた。
ベッドの上、僕は眞司に後ろから抱き締められてて仰向けに寝かされている。
そして、目の前には全裸の男。
(…逃げられない……)
僕は絶望的な気分になりながら、目の前にいる男性を見詰めた。
男性のペニスは今まで見た中でいちばん大きく、形も何故か………歪だった。
ソレは既に勃起していて、僕をますます絶望的な気分にさせる。
そして何より…男性の横には期待を込めた眼差しで僕を見詰めている女性が立っていて。
「…大人しくしていろよ?」
身動きした僕を押さえつけ、眞司が耳許で囁く。
久し振りの眞司の温もり…香り…声…。
それだけで僕の背筋はゾクリと震え、身体は動かなくなる。
「大人しくしていろ…そう…いい子だ…」
眞司の声が、耳許で聞こえる。
「目をつぶって、数でも数えてろ…そうすりゃすぐ終わるさ」
頭の中で危険信号が鳴っている。
分かっている…分かっているけど。
眞司の体温と香りと声が僕の思考を奪っていく。
眞司に背中から抱き締められてうっとりとしている僕の中につぷっと指が入ってきた。
(…嫌だ…っ!!)
僕の中へ指を入れられ、我に返った僕は逃げようと動いたところを眞司に押さえつけられた。
「大丈夫だから…大人しくしような」
その声が…その温もりが…僕から抵抗する力を奪う。
(…狡い……)
眞司に抱き締められ、囁かれると…僕が抵抗できなくなると分かっていて…。
(…眞司は狡い……)
でも………。
こんな事を嬉しいと思ってしまう僕も…。
(…壊れている)
「………!!」
僕の中、入り込んでいる指が動いて…気持ち悪い……。
「…ん…っ…眞司……っ」
後ろから僕を抱き留めている眞司の腕にしがみつく。
「はいはい、大丈夫だから。な?」
後ろから僕の首筋に宥めるように口付け、耳許で囁く眞司。
「……眞司…」
僕の中、太い指が僕の中を掻き回す動きが気持ち悪くて吐きそうだ………。
「…し、眞司…眞司…」
無駄だと分かっていてもうわごとのように眞司の名前を呼び続ける僕を宥めるように、眞司は後ろから僕の首筋に何度も何度も口付ける。
「……………っ!!」
そうしながらも眞司は僕の膝裏を掴み、持ち上げて足を拡げる。
「…い、嫌だ…眞司…待って…っ」
足を持ち上げ、拡げられて…男性の指が僕の中に入っている場所は女性に丸見えだ。
男性がローションを足して、僕の中をぐちゃぐちゃと掻き回す。
「…嫌だ…眞司…」
見ないようにと目を閉じても、女性の視線を感じて…隠すように、両手で顔を覆う。
「…駄目だよ…この男性のアソコ、凄いデカいし、その上、真珠を埋め込んでるから…よく解しておかないと優紀のアソコ…裂けちゃうかもしれないよ…痛い思いはしたくないだろう?」
…真珠…だからあんな歪な形をしているんか…。
男性が僕の中から指を引き抜き、ペニスをソコに押し当て中に……………。
「…止め…止めて……嫌ーーーっ!!」
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