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11-家

ぼんやりと目が虚ろなまま指を引き抜き、早速浣腸に移ろうと、シャワーヘッドをはずす。 尻にホース状の先端を当てると異物感がして、その無機質感にまた興奮しそうになる。どうもおかしい、今日は。 洗うだけ、洗うだけ…洗うだけ。 心の中で唱えながらノズルをひねると、ナカに水が入ってくる。 それを即座に排出して、水を入れて、排出して、というのを、繰り返す。 洗い終わった、…終わったんだが、反対に息子が勃起してしまった。なんでだよ。 しょうがない、普通に今日も一発するか。 それにどうも、他人にイかされたというのが気持ち悪くて気に食わなかったんだ。 このまま半分濡れた状態なのも風邪を引きそうなので、体を拭いて風呂からあがる。 ローションやら何やらを調達しつつバスタオルを巻いてリビングへ向かい、テレビをつけると、プレゼント特集とかいう番組がやっていた。 あーそうか。クリスマス。もうそんな時期か。 ぽんやりと眺めてみるが、よく考えると俺には縁がない話だった。 DVD画面に切り替えて、今回再生するAVは、女装もののゲイビだ。 オープニングの後に始まる映像。 ナースコスチュームを着たガタイのいい男性と、複数人、その友人らしき人々が家の中で談笑している。なにかのパーティらしい。 ふーん、こっからエロに繋がっていくのか。 ソファにうつぶせに寝転がる。顔の下にはクッションを敷く。 顔はテレビに向けられるし、ソファは柔らかいし、意外と居心地の良い姿勢だ。 今日は疲れたし、まったりご褒美的な感じで行こう。 ローションをつけた指を中に入れると、やわらかくてあったかくて、ちょうどいい具合で、我ながら気持ちいい。 とりあえず一本、奥まで挿入したり、前立腺を刺激しないように、ゆっくり刺激していく。 今日はなんか敏感になってるからな。いや普段から結構ビンカンなんだけどな。 まあ、これだけでも気持ちいいし、寝転がってるお陰で眠気でふわふわして、ここは天界か? とりあえず、アナニー最高。 「ぁー…、んん…、…んー、ふぅ、…」 一方ビデオの方は、ナース服の人がスカートをめくり上げられて、いろんな方向から大勢に視姦されている。 …そういや撮影されてたりしたらマズイな。ネットに上げられたら先生学校いらんなくなっちゃう… 要らん方向に思考が飛びかけたので、無理矢理前立腺を柔く掻くようにするとソファに押し付けられてるちんこがピクピク反応するのが分かる。 「あー…っ…あ、あ」 声も家じゃ我慢しなくていいし、ありがたいなあ、室内って。 いや電車でおれ、したかったワケじゃないけどな… うん、…うん… 思考がぽわーっとしてもう寝ちゃいそう。 眠気のおかげで前立腺に触る指もだいぶゆっくりだと思うんだけど、腰全体が熱くて、頭もハッピーで、とろけそうなほど気持ちいい。 「あはぁ、ああ〜〜…、あ…、んんぅ…、ぅ、くぅ…う」 だんだんと瞼が降りてくる。 喘ぎ声をたれ流しにする俺の口は開きっぱなしで、よだれが一直線に垂れてクッションに染み込む。 幸せすぎる。 腰が勝手に揺れてちんこがバスタオルとかにちょっと擦れるのも、気持ちいいし、うん、疲れてる時のエッチって、なんでこんな気持ちいいんだ? ビデオの方はこれから本格的なエッチが始まるところだったが、そのまま意識は暗く落ちて行った。

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