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俺、一体何回イったんだろ……。
ずーっとイかされっぱなしでアソコが疼いていて、先走りやら精液やら汗やらローションやらでお腹はベタベタだ。
「……あっ、……聖南さ、んっっ……待って、……動か、ないで……っ……」
「動かねぇと気持ちよくねぇだろ? ……やっぱシャンパン入れといて正解だったなー」
「……えっ……なに……?」
お酒は好きじゃないと言ってた聖南が、シャンパンを何杯か飲んでた事を思い出して虚ろげに聖南を見る。
聖南ももう三回は俺の中で達してるはずなのにまだ元気に腰を動かしていて、探るように何度も体位を変えられるから、俺は苦手なはずのバックの体位すら平気になってきていた。
「酒入れとけば長持ちすんだよ、俺。今日は何時間できっかな、って考えてたからちょっと頑張って飲んだ」
「……な、そん、な……あっ……事、考えて
……?」
「当たり前だろ。葉璃影武者あったから我慢してた分と、明日からしばらく会えねぇ分、充電しとかないとなー」
恐ろしい発言に思わず足を閉じてしまったけど、すぐさま開かれて何度も腰を打ち付けられた。
合間のキスも激しくて呼吸がうまく出来ない。
やらしい手のひらが、俺の真っ平らの胸を器用に弄るごとに背中が戦慄く。
「ちゃんと休憩挟むからな。意識だけは飛ばすなよ」
「……えぇっ……や、んんっ……」
「かわいー……。たまんねぇよ、葉璃。……ほんと、ぜんぶかわいー」
その休憩はいつくれるのってくらい俺はもうクタクタなのに、今日は同じだけ働いてるはずの聖南はなんでこんなに元気いっぱいなんだろ……。
膝裏を持ち上げられて深く挿れられると、聖南がピタリと体を密着させてきて、あの一言を言った。
「葉璃、舌」
「……んっ……んん……」
「葉璃の唾液ちょーだい」
「……ん、んんんっ……も、……むり……っ」
聖南はキスの度に唾液を交換したがる。
舌で絡め取るように俺の口内から唾液を奪っていって飲み下すと、聖南のも大量に口に含まされて飲み切れない唾液が顎に伝った。
「くるし……っ」
「これさ、中出しするより興奮すんだよね。葉璃の体のもんが俺に入って、俺の体の一部になるみたいで」
「ふぁっ……あっ……」
……そういう事か。
俺も何故だか聖南とのこの濃厚過ぎるキスが大好きで、聖南の言ってる意味も気持ちもよく分かるから嬉しくて笑ってしまった。
「…………ふふっ、聖南さん、めちゃめちゃ俺の事……好き、ですね」
「好きだよ。愛してるっつったじゃん。早く俺の体の一部になれ」
「もう、……なってる。つながってる。さっきから、ずっと」
「……はぁ、……タメ口葉璃ちゃんさいこー」
ニヤリと笑った聖南は、一旦止めていた動きをさっきよりさらに加速させてきた。
聖南の出した精液が擦れる音に物凄い羞恥を感じて、我慢できなくなった俺は初めて聖南の体……肩口を噛んだ。
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