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48❥ 5P※

48❥ 5P ぎゅっとしがみついてくる葉璃は、近頃絶頂へ近付くにつれて聖南の体を噛んでくる。 「…ん、っんんっ………ふっ……あっ……」 「……なっ……!」 喘ぎながらカプッと聖南の腕に噛み付いていたはずの葉璃が、いきなり聖南の乳首を舐めてきた。 必死で動いていた聖南の動きが、思わず緩やかになるほどの衝撃と快感が全身を走る。 「葉璃、やめ…!」 「せなさん………気持ちいい?」 「……………っっ……」 見上げてくる凶悪なまでの可愛い瞳と、初めて乳首を舐められてゾクリとした快感が聖南を動揺させた。 舐められたのは初めてではない。 だが葉璃からは初めてである。 『フェラもこれも葉璃なら関係ねぇっつー事か…!』 ペロ、ペロ、と小さな舌で舐められ、唇を使って吸いついてまでくる葉璃の小悪魔が再度現れた事で、聖南の興奮メーターは振り切ってしまった。 こんな事、聖南は教えていない。 恥ずかしがってばかりの葉璃が最近たまに見せる積極的な行動は、聖南の知り得るものではないからまたも不安に駆られた。 葉璃の鼻先に噛み付きながら、聖南はその愛しい瞳を睨む。 「どこでそんな事覚えた?」 「………んぁぁっ……! グリグリしな、いで……!」 「俺の知らねぇとこでこんな事誰かに教わってんの? フェラも」 「そ、そんな………そんなこと……っ…! あっ、やめ…っ、せなさんっ…!」 「葉璃は俺しか知らねぇはずだよな?」 「……うん、そ、だよ…っ……うたがう、の…っ?」 「疑いたくねぇけどビビんじゃん。 急にあんな事されたら。 あ、いっこ言っとくけど」 葉璃の零れ落ちる涙を舐め取って、聖南はグググッと深くまで挿入すると、美しく微笑んで髪をかき上げた。 「葉璃が俺以外の奴と寝たら相手殺すからな」 「………ッッッ」 「覚悟して浮気しろよ」 「…しな、い、しないよ、そんな事………!」 「分かってる。 言ってみただけ」 行為の最中にゾッとする単語が出たせいで、絶え間なく流れていた葉璃の涙は止まった。 そしてじわじわとほっぺたが膨らんでいく。 「…………俺も一緒の事……するからね」 「フッ………、葉璃ならそう言うと思った」 少し前の葉璃なら泣いて終わりだっただろうが、聖南を愛してくれている今の葉璃なら負けずに言い返してくると思った。 可愛くて綺麗で食べてしまいたいほど愛おしいこの体を、違う誰かが触れるところを想像するだけでおかしくなりそうだ。 それが葉璃も同じ気持ちだと分かって、聖南はまた自身の膨張を自覚した。

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