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51♡ 2P※
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しよって確かに言ったよ、俺は。
でもトイレにも行かせてくれない聖南は、三回目に突入しようとしている。
嫌でも目に入る壁掛けの時計では、エッチを始めてからもう三時間は経過してる事を示してて、一回にたっぷり一時間使ってるって事だ。
聖南が腰を強く打ち付けて来る度に快感に震えて、同時に尿意にも震える。
30分前くらいから、お願いだからトイレ行かせてって何回も言ってるのに、聖南はニヤニヤしたまま離してくれない。
「……あっ、ま、待って、おね、おねがい……! 行かせてっ……!」
「さっきから何回もイってんじゃん。 イっていいって」
「ちがっ、……あぁぁっ! …んっあっ…違う! ……もう、ほんとに………っ……もれそ……!」
「漏らせばいい」
「なっ!? やっ……いやっ……いい加減に、しないとっ…おこるよ…!」
以前も、漏らせばいいって言われた事を思い出して、俺は必死で我慢しながら聖南をキツく睨んだ。
そんなディープな性癖には付き合えない。
「怒んなよ。 ほら、………行っといで」
「あっんんーーっ…!」
いやらしい音を立てながら聖南がゆっくり引き抜く。
固さを保ったまま出て行くときはやっぱり異常に気持ち良くて、瞳を瞑って無意識に声を上げてしまう。
「抜くとそうやってかわいー声出すじゃん。 だからまた入りたくなる…」
「あっ? …うそ、嘘っ…また入ってるー…!」
「ほんとだ。 また入ってんな」
聖南が入れたんだろ!っていう文句は、尿意を我慢してる最中の俺はそんな元気も無かった。
とにかく漏れそうだから、離してくれない聖南は頼りにならないし、思い切って自分で抜いてやれっと体を反転させた。
「うぉっ、葉璃すげぇ、そんなんも出来るようになったのか」
「………るさいっ……あっ……んぁぁっ……っっ」
バックでの体位から、俺はよじよじと枕元の方まで上がって聖南のものを自ら引き抜く事に成功した。
自分で動いたのは初めてだったけど、恥ずかしいと思う前にベッドを飛び降りてトイレへダッシュだ。
突然引き抜かれて取り残された聖南が、ベッドルームから「身軽〜」なんて呑気に呟く声がしたけど、ほんとにもうあの焦らす性癖だけはやめてほしい。
漏らせばって言うのも限りなく本音のような気がして怖いし…。
「おかえり」
「…ただいま。 ……うわっっ」
スッキリしてベッドルームへ戻ると、すぐさま腕を引かれて聖南の胡座の上に座らせられた。
自然と聖南の反り立ったものが俺のお腹に当たってしまって、それは男として嫉妬を通り越して羨ましいとさえ感じるほど立派だ。
ギュッと抱き竦められて頬擦りしてくる聖南に、小さな恨み節を囁かれる。
「ひどいじゃん、一分も俺から離れるなんて」
「しょうがない一分だから! 我慢すると体によくないもん」
「だから漏らしていいっつってんのに」
「それ次言ったらほんとに怒るよ!!」
「もう怒ってんじゃん」
ふふっと余裕で笑う聖南にもたれ掛かって、これ以上変な性癖を押し付けてこないでとぼやいた。
「性癖じゃねぇし」
「どう考えても性癖! ほんとやめてよ、これで三回目だから性癖確定!」
どの口が否定するんだよ。
嬉しそうに「漏らせばいい」って言ってたあの笑顔は絶対に本心からくるやつだ。
ムッとほっぺたを膨らませると、笑顔を崩さない聖南がチュッと音を立ててキスしてきた。
「んっ………わわ、……」
フレンチキスに酔いしれる間もなく、俺はうつ伏せに組み敷かれて慌てて聖南を振り返る。
すると笑みを深くした聖南が先端を押し当ててきて、俺にとってはめちゃくちゃに無理難題な事を言ってきた。
「さっき自分で抜いてただろ、今度は入れてみてよ」
「え!? そ、そんな…! …できるわけ…」
「頑張って♡」
聖南はジッとしたまま、ローションを少しだけ自身に垂らして俺を雄の目で射抜いてくる。
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