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第42話

塞がれた口からくぐもった声が漏れる。 言葉にしたい事は沢山あるのに、どれも言葉に出来なていない。 あ、れ なにを言おうと…してたんだ、っけ アツくて脳味噌がぐらぐらする。 下着の上からソコを擦る手は荒々しく、どんどん湿っていく下着も古志は気が付いている筈だ。 下着をぐいっと下ろされ、下腹部を温い空気が撫でた。 そんな所に空気を感じるなんてトイレと入浴と精々着替えの時位で異常な恥ずかしさに腕で顔を隠す。 後孔を見付けた指がソコをつつく。 思わずそのまま突っ込まれるのではと身体を固くすると、古志は顎にキスしてきた。 「大丈夫。 なるべく優しくします、から」 「…おねが、い、します」 ふわりと空気を和らげた古志。 調理台にあったサラダ油を手に取るとぬちぬちと手に拡げて、あろうことか尻臀に塗りたくりはじめた。 尻裂をなぞるアツい指がアナルに触れる。 生温い油が下半身に滑りを拡げていく。 ヌルヌルと肌の上を滑る手が擽ったい。 だけど、擽ったいだけじゃない。 1本、2本と性急に解かされていく後孔に相川は自分の腕を噛んで耐えていた。 まだ前戯が気持ち良いとか気持ち悪いだとかそんな事を考えるだけの余裕もないし、ただ声を押し殺すので精一杯。 額から汗が吹き出しぽたりと床に落ちた。 違う、落ちたのは古志くんの汗だ。 解かし終ったのかギラギラした雄の顔で見下ろす生徒に相川は息を飲んだ。 「入ります、」 「ここ…、壁薄いですから…、んぅ」 「声、我慢出来ませんよね。 俺の事噛んで良いから少し我慢してください」 「ひぅ…ぅ…ぐ…」 「肩噛んで…ぃ"ッ。 そう、良い子ですね」 ふーふーと猫の威嚇の様に息を荒げ必死にしがみつく。 油のお陰で挿入はスムーズだが、なんだか生々しい。 ぬちぬちと肉壁を割り入ってくるアツい陰茎に相川は背中を撓らせた。

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