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「「ーーっ」」
途端、2人がビクッと固まって赤くなる。
「? イロハ? カズマ?」
「……ハル、それあんまりやっちゃダメ」
「んん? どれ?」
「無自覚か…はぁぁぁ……」
「え?」
(何のことだろう? 容姿、は理解してるつもりだけど…)
「……まぁ、おれたちが気にしとけば大丈夫だよね?」
「…だな、笑うことはいいことだし」
「笑う? ……僕、変な顔して笑ってた?」
「いぃやっ、寧ろその逆って言うかっ!」
「その容姿でさっきみたいに笑われるのは、結構クる…」
「クる……?」
何が?
(やばい、全然わかんない)
頭に〝?〟を浮かべてる間も、2人は「そう心臓にね? こう、きゅぅんってね、クる!」「わかる、今のはキた」などと意味不明なことを供述しておrーー
「ってことは、今からも何処かに行くの?」
「はっ! ぁ、うん、そうしようかなぁって」
変なこと考えてる間にも2人の会話は終わったらしい。
「俺たちが案内しようか。それか、案内がいらないなら一緒に着いて行ってもいいか?」
「探索楽しいもんねー!教えられるよりきっと楽しいよね!」
(俺の気持ち、優先してくれるんだ……)
全部を教えてくれるより、発見しながら覚えたほうがずっと楽しい。
周り道だってきっとする。
こっちを通ったほうが近いのになぁとか思うことだってあるはず。
それでも、付き合ってくれるって2人は言ってくれてる。
(………っ、嬉しいな)
「……ぅん、案内じゃなくて探索したい。
一緒に来てくれる?」
「もちろん!」「おう」
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