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sideアキ: 初めまして、親衛隊長さん 1
「お早う御座います、小鳥遊様」
「ぇ、ぁ、おはようござい、ます……?」
さっき屋敷から帰ってきて、これから学校で。
行ってきます!とドアを開けると、知らない人がニコニコと立っていた。
(ぇ、と…誰………)
銀縁の眼鏡をかけた、スラっとしてる凄く凄く綺麗な人。
ネクタイの色からして2年生。
「クスッ、本日も麗しいですね」
「ぁ、ありがとう、ございます……」
「クスクスッ」
(ぇ、え?)
いやいやいや、ちょっと待て。
誰だこいつは。
「ぁのっ、貴方は……?」
「ふふふ、貴方の困り顔が可愛くてついつい困らせてしまいました。申し訳ありません。
私はーー」
「ハールー! おーはーよー!!」
「お早う、ハル」
丁度ピッタリのタイミングで、イロハとカズマが迎えにきてくれた。
「ハル帰ってくるの早かったんだね!時間教えてくれたら校門まで迎えに行ったの、に………」
「っ…………」
カチリ!と2人の動きが止まってしまう。
「ぃ、イロハ、カズマ、おはよう!
えぇっと…だいじょうぶ……?」
「せ、先輩が此処にいるってことは……」
「…思ったより早かったな、できるの」
「早いも何も、まだ学校始まってちょっとしか経ってないのに!流石小鳥遊だね……
しかも……」
「はい、そうです。今回は私が隊長を務めさせて頂く事になりました」
ハッ!と驚いている2人に、優雅にニコリと微笑む先輩。
「隊長……?」
(何の隊長なんだ?)
「ふふふ、立ち話も何ですので、学園へ向かいながらお話しいたしましょうか」
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