444 / 533
4 ※
火照った体が外の空気に触れ、ぼうっと見上げる。
「レ…イ……?」
「すげぇ格好してんなお前、何オナってんだ?」
ニヤニヤしながら見下ろしてくる悪い顔。
これまでのことを思い出してハッと恥ずかしくなるけど…でも、正直今はそれどころじゃない。
「レ、イヤ……」
「ん?」
「ナカ…当たら、な……」
早く…早くイきたいのに、気持ちいトコロが触れない。
(ど…すればいい、の……?)
生徒会の仕事で疲れてるとか、帰って来たばっかりとか、そういうのは全部頭から抜けてしまった。
ただイきたくてイきたくて…でも当たらなくてどかしくて。
「……ふぅん、成る程」
涙目で訴える俺に笑い、ギジリとベッドに入ってくる。
そのまま、入れていた俺の指をクチュリと抜き去った。
「ふ、ぇ…なん、で……」
「あぁ? こうしねぇと弄れねぇだろうが、俺が」
「んぁぁ!」
グジュリと直ぐに入ってくる、いつもの指。
「へぇ、お前こういうことすんの初めてだよな? 上手く溶かしてんじゃねぇか」
「あ、ぁあ、っ」
2本目も追加され、確かめるよう少しずつ奥へと進んでくるのをキュッと包み込む。
ボソッ
「……ん。特に傷付いてねぇな」
「ん、なに……?」
「いや。
さぁてアキ説明して貰おうか。これはどういう状況だ?」
「ぁ、うぅ……っ」
質問しながらも後孔を攻めてくる指。
待ち望んでたそれに気持ちよさが止まらなくて、つい腰が揺れてしまう。
「はぁぁ…お前な……まぁあらかたは予想付くが……暇すぎてベッド入ったら欲情したのか?」
「ん…だって、レイヤの匂いする…から……」
「俺の匂い、ねぇ?」
「レイヤ、はやく…っ」
(違う、違うそこじゃない)
そんな場所じゃなくてもっと…もっと奥。
前立腺を、早く触って欲しい。
「っ、ん」
自分でその場所まで持っていこうと腰を動かすと、ガシッとレイヤに固定される。
そのままーー
「ひあぁぁ!あ!」
「ココか? お前が欲しい刺激は」
グリッと指の腹で押されて、それだけでビクリと身体が震えた。
(ぁ…それ、それぇ……っ)
「あぁ、あ!」
「すげぇ感じてんなお前、そんなに辛かったのか?」
「ん…ん……っ!」
指が当たらなくて当たらなくて辛かった。
ずっと、この刺激が欲しかった。
グリグリ攻めたてられて、身体が震える。
俺のモノは、もう大量の先走りでシーツに糸を引きながら溢れてて。
「は、エッロ……もう俺も限界だわ」
「ん……」
ズルッと半分まで脱いでいたズボンと下着が取り払われた。
そのまま、片手で後孔を攻めながらもう片方で器用に自分のシャツのボタンやベルトを取っていく。
そうしてズルリと現れたのは、既に立ち上がったレイヤのモノで。
「こんだけグズグズに溶かされてたら入んだろ。挿れさせろ」
「あ……」
クチュリと指を抜かれ、入り口にピトリとした感触。
(これ…レイヤ、の……)
自分で散々虐めた身体。
まだ一度も達しておらず、早くイきたいとピクピク震えている。
身体もナカも、今までにないくらい敏感になってて……
そんな中、挿れられちゃったらどうなるの?
「あぁぁ!」
俺の先走りを纏わせたモノが、グチュンッと入ってきた。
「っ、いつもより熱いな……」
「あ…ぁ、ひ!」
挿れやすいのか、どんどん どんどん奥へ進んできて。
(ぁ、待っ……はや、いっ)
いつもとなんか違う感覚。
敏感になってるのかダイレクトに入ってるのが伝わって…キュウキュウ締め付けるのを辞められなくて。
そしてーー
グリィッ!
「あぁ!? ぁ、ひ!」
一気に押し進められた熱いモノに、そのまま勢いよく前立腺を抉らる。
今までに無いその快感に、ぶわっと全身が騒めきだって目の前がチカチカして。
「ひ、あぁぁあぁ!!」
自分の身体が、ビクンッ!と大きく弾けた。
ともだちにシェアしよう!