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第2話 電車

翌日に目を覚ますと、アルコール依存症である友久は酒を買いに行ったのか、既にいなかった。 重い身体を起こし、朝食を食べる気力にもなれず、ガビガビになった精液をシャワーで流して、学校へと向かうことにした。 だるくて重い身体は自分のものでは無いように感じるが、自分自身に鞭を打つようにして歩き、何とか電車に乗り込む。 が、昨日朝方まで酷く抱かれたせいか、吐き気と目眩が止まらない。 満員電車というレベルではないが、そこそこ多い乗客による空気と、電車の揺れが相まって、徐々に体調は悪化していき、自分でも顔色が悪くなっていくのがわかる。 身体は暑くも寒くも感じ、身体は小刻みに震えている (もうだめだ…っ) と思うと同時に立っていられなくなり、身体がふわふわとしたような感覚がし、そのまま膝から崩れ落ちる。 きゃぁっ 近くに居た女の人が短く悲鳴をあげるのが分かったが、僕はそのまま意識を手放した。

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