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第24話

*** 「ふぎゃっ」 腹部に衝撃を受けて目が覚めた。 慌てて目を開けて見ると、千鶴が申し訳なさそうな顔で俺を見ていた。 「ごめん、そこにいるって気が付かなくて踏んじゃった」 どうやら俺は千鶴に腹を踏みつけられたらしい。踏みつけた本人は片足立ちで困った顔をしている。 寝付いたのが少し前だったからまだ眠りたかったけど、飯を作ってやると約束したから欠伸をしながら体を起こした。 「腹減ってないか?」 「減った。ちょー減った」 「そうか、ちょー減ったか。今、作るから顔洗ってこい」 「やった!」 心底嬉しそうな顔して笑った千鶴を見たら、いつもより美味い飯を作らなければという使命感が湧いてしまった。

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