それなのに俺は浮かれていたんだ。 千鶴に懐かれて、好きと言われて、このまま一緒に暮らすのもいいなと思ってしまった。 誰かを好きになる事はないと思っていたのに、千鶴を好きになってしまった。 千鶴をこんな風にしたのは俺だ。 ウリなんて仕事をやってるのだから、簡単にアイツにまで繋がってしまう。そんなの分かっていたはずなのに。 「千鶴、ちゃんとしろ、わかるか？」 腹を空かせていた千鶴を見捨てられなかった。自分を売る千鶴をどうにかしたいと思った。 千鶴にとってはただの気まぐれで声を掛けた相手。だけど、それだけじゃなくなった。 「ねぇ、早くしよ？苦しいよ……ね？」 辛そうに息を乱す千鶴をぎゅっと抱きしめた。下着を付けていない下半身から蜜が溢れ出しているのに気がついて何とも言えない気持ちになった。