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第79話

「千鶴……」 「なんで……?オレ……仕事中で……急に眠く……」 混乱しても仕方ない。 さっきまで薬のせいでおかしくなってたんだから。 今だってまだ薬は抜けてないはず。俺の声に驚いて一瞬、正気に戻っただけだろう。 「千鶴……うちに帰って来い」 「……だ……ダメ、だよ。オレ、仕事辞めるつもりないし……皐月さん、辞めろって言ったし……」 結局は、千鶴に仕事を辞めさせる力が俺にはないんだ。 千鶴にどんな事情があるか知らないままでは俺の言葉は千鶴に届かない。 「千鶴、身体辛くないか?」 「……オレ、なんかされたの?」 「催淫剤だと思う。抜けるまで辛いけど我慢出来るか?」 こんな話をしていても千鶴の中心は萎えたりしないで蜜を溢れさせている。 意思とは関係ない所で身体だけが反応し続ける。

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