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隠し事。2
蛍side
あの後、雪に連れられて来たのは、バイトで
お世話になっていると言うカフェだ。お洒落な内装の木造建築物。木の雰囲気が、より暖かさと自然な安らぎを醸し出している…。
「凄くいい雰囲気だな」
「うんうん!いいでしょ〜!ガトーショコラと甘いチョコミルクがとっても美味しいんだよ。僕のオススメなんだぁ〜」
「なら、それにしよう」
階段から落ちたと、明らかに嘘をついてる雪に
まだ、本当の理由を聞けていない。何故か聞いてはいけない気がして聞けてないのだ。
今日こそはちゃんと聞かないと…!もっと大きなことが起きてからでは遅すぎるから…。
「おや、珍しいね。雪くんがお客としてここに来るの…。もしかして、初めてじゃない?まぁゆっくりしていってね」
「あ、優さん!ありがとうございます。今日は、テストが終わったので、お疲れ様会なんです。代金は、僕のから引いてもらえます?先輩と "いちゃ いちゃ" したいので…」
「りょ〜かいっ!それじゃ、またバイトの時にお願いね」
「はい!本当にありがとうございます」
優しそうな人だなぁと思ってぼんやり見ていたら、いつのまにか、さらっと雪に奢られてしまっていた…。僕が奢りたかったのになぁ……
「雪、奢ってくれてありがとな。今度は俺が奢る。一応、年上だしな」
「ふふっ、どういたしまして」
とびきりの笑顔で言われ俺はドキッとした。
雪が可愛すぎる…。
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