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友達になろうよ! 2
雪side
何故こんなことに……。
時間は数分前に遡る。そう、僕は蛍くんことを校門で待っていたのだ。それも風の吹く寒い中で、まだかなぁ、まだかなぁ…と……。
蛍くんは、僕の知らない人と一緒に歩いていて楽しそうに話をしていた。僕は話が終わるまで待つまでいるつもりだった。
「ごめん、雪。待ったか?」
「大丈夫だよ。話はもういいの?」
「あー、うん。今日、アズ達も一緒で良いか?」
アズ…⁇ あぁ、あの人達も一緒なのかな?
僕は良いけど、あの人達は良いのかな…
「大丈夫だよ」
それから、寄り道しようって話になったのだ。今は、バイト先のカフェにいる。しかし、話についていけないのだ…。
初めに自己紹介をしたので名前は覚えた。
僕の前に座っているのが、双子の柳 零くんと弟の玲くん。蛍くんの前に座っているのが 朝比奈 梓先輩だ。
図
零・玲・梓 窓
雪・蛍 窓 みたいな感じ。
何話をしてるのかなぁ…
僕は、ぼーっとしながら注文した、苺パフェを食べて、話が終わるのをじっと待っていた。
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