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友達になろうよ! 3

蛍side 今日は、昨日約束した通りカフェに来て居た アズと、双子の零と玲も一緒だ。 雪には内緒にしていた…。なんとなくだけど、雪に言ったら逃げられてしまう気がしたから… 実際そうだと思うけど…。 「雪くんは、猫好き?」 「それとも犬の方が好き?」 初めに聞いたのが零で後のが玲だ。でも、雪は答えない。というよりも、聞いていない気がする…。なんというか気配を消すのに専念してる 嫌だった?余計なお世話だって事はわかってるけど、雪にも友達を作ってあげたかった…。 「雪⁇ どうした?」 校門の前で話したきり何を話しかけても、この調子で何一つ返事が返ってこない。せめて頷くぐらいの反応があってもいいと思うんだけど… 「いつもこんな感じなの〜?」 「いや、いつもはもっと明るい」 どうして良いのか分からなくなり、アズ達にも悪いなと思いはじめた頃だった…。 「あ、この前の…。自己紹介してませんでしたね。私はココのオーナーをしている、青葉 優です。もしかして、雪くん反応しませんか?」 「はい。あ、俺…。僕は、夏木 蛍って言います よろしくお願います」 「そうでしたか。雪くんは基本的に、興味ない人は寄せ付けないので、皆さんとは仲良くしたいと思ってると思いますよ。雪くん、ちゃんとみんなの話聞いてあげて」 そう言って、雪の頭をぽんぽんと軽く叩いて "それでは、私はこれで" と厨房に下がって行った。そのあと、雪に話しかけてみた。 「雪?大丈夫か?」 「あ、うん。大丈夫」 何故か、少し悲しそうな表情を…。一瞬だけ、見せた気がした。

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