雪side 優さんにぽんぽんと頭を叩かれて、ハッ と気づくと、みんな僕の方を心配そうに見ていた。 そんな風に心配しなくても大丈夫なんだけどなぁ……と…。気恥ずかしさから、ツンとしてしまった…。顔赤く無いかな… 「雪？大丈夫か？」 「あ、うん。大丈夫」 話を聞くと、どうやらずっと、僕に話しかけていたらしい。全然気づかなかった……。 「ごめんなさい、みんな楽しそうだったから、邪魔しないようにって思ってたの…。友達いないから、どうしらいいか分からなくて…」 「「大丈夫だよ」」 「…あ、りがと。零くんに、玲くん。それに、梓先輩。 これから宜しくお願いします」 「「こちらこそ」」 「うん。宜しくね〜」 こうして、初めて友達が出来た…？多分、友達が出来ました。友達……嬉しいなぁ…。 蛍くんのおかげで友達が、出来た。本当に…、蛍くんには感謝しても仕切れないなぁ…。 嬉しくて、顔が自然に緩んじゃってニコニコしてる。そんな僕をみんなは温かい目で見てた…