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出会い 1
雪side
蛍くんと出会ったのは、学校の屋上。授業を
受けるのがめんどくさくて、屋上に足を運んだことがきっかけだった。
その日はいい天気で程よく冷たい風が吹いていた……。僕は無意識に屋上のフェンスの近くに立っていた。
「おい。お前死ぬ気か?」
「……」
「辞めとけ。話聞いてやるからっ」
焦ったような声と同時に僕の腕を引っ張って
きた。そこでようやく自分に話しかけているのだと気付いたのだった…。
「……何言ってるの?」
「何か辛いことがあるから飛び降りようとしてたんだろ?話聞いてやっから死ぬなよ」
「違うけど……」
「……」
「……」
「…はぁ、悪い。早とちりだったな……」
それが蛍くんと初めてあった日のことだ。
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