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出会い 2
蛍side
なんとなく、本当に出来心で授業をサボって屋上に行った。ドアを開けると、人がいて……
その人の白い髪が風に乗って遊んでいた…。
飛び降りそうな雰囲気……。儚げで、消えそう
止めなきゃ…。そう思い声をかけた…。
「おい。お前死ぬ気か?」
「……」
「辞めとけ。話聞いてやるからっ」
声をかけても、反応してくれなくて、このままじゃ止められない。そう思ってその子の手を引いた…。目の前で死なれるのが嫌だったのか…いや、この子に惹かれたらからな気がした…。
「……何言ってるの?」
「何か辛いことがあるから飛び降りようとしてたんだろ?話聞いてやっから死ぬなよ」
「違うけど……」
「……」
「……」
「…はぁ、悪い。早とちりだったな……」
どうやら、ただ外の景色を見てただけみたいだ早とちりだとしてって安心したのと、少しだけ恥ずかしくなったのは秘密だ……。
「お前、名前は?」
「白木 雪。貴方は?」
「僕は夏木 蛍。二年だ。宜しくな」
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