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出会い 3

雪side お互いに自己紹介をした後、何故ここにいるのかと疑問に思った…。まぁ、サボっているだけなんだけど…。 それにしても、僕…。飛び降りそうなほど思いつめた表情でもしてたかなぁ…… 「夏木先輩……。僕、そんなに思い詰めてるように見えました⁇」 「……」 「…夏木先輩……?」 「………ん…?あぁ、悪い…。呼ばれ慣れてなさすぎて違和感が……。蛍で良いぞ、それに敬語も無くていい。というかそうしてくれる方がいい」 先輩もいいって言うし、面倒だし、いっか…。という事で、呼び方は "蛍くん" と呼ぶ事にして敬語もやめた。 「じゃ、お言葉に甘えて〜。ねぇ、蛍くん、僕そんなに死にそ〜だった?」 「……思い詰めてると言うより、雰囲気が…? と言うか、いきなり崩しすぎだろ」 なんて、笑う…。その笑顔にズキュンッ!!ときちゃって…。要するに僕の一目惚れだった… それが僕と蛍くんの出会い…。

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