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蛍くんの家3
蛍side
思わず、本音を零してしまいプチパニックになる。しかし、雪の返答はそれ以上で……
「蛍くん、抱いていいよ…」
「…本当にいいのか?」
「うん。…優しくしてね?」
僕の決心を簡単に崩してしまった。据え膳食わぬは…。やり方は調べてあるし、出来る限り優しくするつもりだけど、どこまで理性が持つか怪しかった。
そっと優しく頭を撫でて、それから優しく、雪にキスをした…
「雪、口開いて…、舌出してくれる?」
「…んっ」
深く口付けをすると、それだけで雪の身体から力が抜けてゆく…。蕩けるような目は見ているだけで甘く、ゾワッとした快楽が背中を抜ける
「…ぁッ……、あ…。んっ……」
「大丈夫か?」
「…うん。もっと、して……」
何度も、何度も、角度を変えながら雪と深くキスをする…。キスの合間に吐息に混じった声が漏れていく……
はぁ…、堪らない…。キスをしながら、雪の中心部をさすってあげると、恥ずかしそうに頬を赤らめている。
「…あぁっ!…はぁ……はぁ……、だ、だめっ…ぁ…」
と、可愛いく喘ぎ声をだし、その声にすら感じてしまっている。目を瞑って快楽に酔いしれるその仕草だけでイってしまいそうな程妖艶だった…
可愛い…
白い首筋に、紅く花を咲かせる。綺麗についた跡に、微笑むと雪は不思議そうな顔をする。キスマークなんて、独占欲が強すぎたかもしれない…。それでも、誰かに取られたくないと思うのだから仕方ないな。
「か〜わいっ…。もっと、可愛く啼いてね…」
雪の身体をゆっくりと撫で上げ、乳首を刺激するのと同時に、首筋から鎖骨へ舌を滑らせる…
「ふぁっ…、け、いくっ…、だめぇ……」
鎖骨を舐めるとどうやら、性感帯だったらしく
上を向くように身体をそらせイッてしまった…。
思ったよりも雪の身体は快楽に弱いみたいだ。
「…ごめん、我慢出来ない。
ゆっくり慣らすから、いれさせて…」
雪の可愛さに、僕に残った理性が崩れかける…
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