雪side 蛍くんとのキスは、すごく甘く感じた。好きた人とのキスだからかな…。気持ちイイ…、もっとして欲しい…、そんな欲望のまま強請る… 「うん。もっと、して……」 僕の望み通りに、蛍くんは何度も角度を変えて、深くキスをしてくれる。このまま続けたらいつかキスだけでイけるようになりそうでちょっと怖いなぁ…。 「…ぁ…。はぅっ……、蛍…くん、気持イィ…？」 「あぁ、気持ちいい。雪、集中して…、 何も考えられないぐらいに、快楽に溺れて…」 「…あぁっ！…はぁ……はぁ……、だ、だめっ…ぁ…」 急に中心部をさすられ、今までにない快楽が押し寄せる…。ぎゅっと目を閉じて快楽を受け流そうとするけれど、上手く出来ない… 蛍くんに触られるだけで身体が熱く、敏感になる気がする…。触られたところ全てが熱い…… 「…ごめん、我慢出来ない。ゆっくり慣らすから、いれさせて…」 眉を顰めつらそうな声で僕に優しく問いかける。僕も、男だから辛いのは分かる。何よりも僕自身がこのままでは終われない……終わりたくない… 「…うん」 「力、抜いてて…」 そう言うと蛍くんは、僕が出したものを手で掬い取り後孔を トントン と優しく触りながら深くキスしてきた…… 「指、入れるから…、痛かったら言って」 蛍くんの指が、ゆっくりと入ってくる… 「…んぁ……」 違和感あるが身体は確実に、快楽を拾い始める… 意外な才能があったのかもしれない…。そんなことを考えられたのも初めのうちだけだった。 蛍くんに与えられる刺激に頭の中が真っ白になる気がつくと蛍くんは僕の中に入ってて、そこから先は意識が朦朧とするほどの快楽しか覚えてない 「あっ、あっ…あぁぁ！…ぁっ…ら、らめっ……はぅ……ぁ…け、くんっ……また、…イッ、ちゃっ…」 「いいよ。僕も、イキそ…」 「はぁ……ぁっ ッ〜〜〜！」 「…くっ」 お腹に暖かいものが広がった気がする…… 「雪、可愛い…。ごめんな、無理させた。眠そうだね…寝ていいよ？」 「蛍くん、大好き…。おやすみ…」 「あぁ、僕も。おやすみ、雪」 睡魔に任せゆっくりと瞼を閉じ、夢の世界へと、意識を落とした。