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裏閑話:午後0時の事件簿<真相> (3)

「よかった、無事に届いたか」 穏やかな声が、背中に届いた。 「ほんとはグランドピアノにしたかったけど、電子(これ)ならヘッドホン使えるから夜中でも弾けるし、そしたら葉瑠先生のとこに行けない日でも練習できるようになるだろ」 「……」 「自分でもいろいろ調べてはみたけどよく分からなくて、結局お店の人にオススメされるままに選んだんだ。だからもし気に入らなかったら、交換してもらえることになってる」 「……」 「あーでも、そういうのは弾いてみないと分からないんだよな?リビングでも、あっちの部屋でもいいけど、どっちに置く?」 「……」 「佐藤くん?」 「理人さんっ……!」 「うわ!」 俺は、理人さんに飛びついた。 「んんんんんっ!?」 飛びついて、そのまま両手で顔を挟んで、アヒルのように突き出た唇をちゅーちゅー吸う。 「ちょ、おいっ……あぶな、んっんっんっ!」 ガクンと膝から崩れた身体を支えながら、勢いよく一緒に倒れ込んだ。 柔らかい床が、ふたりの分の体重を優しく受け止めてくれる。 「まっ、ちょっと待っ……いっ!」 いやいやと動いて露わになった細い首筋に、がぶりと噛み付いた。 「痛い、佐藤くん痛いってっ……あ、も、ちょ、んんっ!」 ジタバタと暴れる身体を組み敷いて、赤くなったそこを今度はじっとりと舐める。 「や、やめっ、わけがわからなっ……ひあっ!」 細い腰を掴み、ぐるりと回転させた。 うつ伏せになった理人さんのズボンに手をかけ、下着ごとずり下げる。 現れた尻肉を両手で割り、ひっそりと佇む孔に舌を這わせた。 「ん、ふ、あっ、いきなりすぎっ……あ、あっ!」 今朝の名残なのか、薄桃色のそこはまだ柔らかい。 そっと指を差し込むと、捕まえるようにキュッと窄まった。 「んっ……んぅっ……」 「もしかして残業って嘘だった?」 「あっ、はっ……ご、ごめっ……」 「仕事終わってから、ひとりで楽器屋さん巡ってたんですか?」 「んっ……だ、って……びっくりさせたかっ……んあっ!」 「大丈夫?痛くない?」 「だ、いじょ、ぶ……っ」 二本に増やした指をバラバラに動かし、なかを解していく。 理人さんの背中がビクビクと震えるたびに、ズボンがキツくなった。 「理人さん」 「んっ……あ、はぁっ……」 「もう挿れたい」 「え、ここ、で……?」 「だめ?」 「……」 「理人さん?」 「そうやって聞くの……ずるい」 理人さんは答える代わりに、躊躇いがちに腰を押し上げた。

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