マリーに抱きしめられながら、よい香りのする湯船に浸かり、浸かりながらもまだ抱きしめられてるこの事態。 なんだこのべったり。 マリーは俺から離れてくれない。 「才が俺に興奮してくれてマジ嬉しい。嬉しくて死にそう……才、可愛い……」 「し、死にそうって！お、俺の方が恥ずかしくて死にそうだっ！」 向かい合いながら湯船に浸かっていて、俺はマリーの太ももに乗っている状態だ。 なので胯間同士がとってもくっついてて、もうパニック。 お、押し付けてこないでっ！ 「恥ずかしいことなんてない。才のチンチン綺麗で可愛いよ」 「だーーー！！！そんなこと言わないでっ！」 チュっと首筋にキスが降る。 耳や頬にも何度も何度もされるからわかってしまう。 マリーが俺のこと好きだってこと……大切に思ってくれてるっていうことが、キスから伝わってくる。 時間をかけて念入りにされると、不思議と少しだけ心が落ち着いてきて、なんとかマリーの顔を見ることができた。 それでも胸の鼓動はドキドキしっぱなしで、本当に死にそうなんだけど。 「才……さっきの続きしよう」 「……」 そ、その瞳に……弱い。 完全に弱い。 マリーが興奮している……いつもの冷静な瞳ではなく、熱っぽくて情熱的だ。 ペロリと唇を舐められ、自分から口を開けてしまう自分がいる。 ぬるりと熱い舌が触れ合うと、胸の中がマリーでいっぱいになってしまう。 くちゅ……くちゅ…… 背中がぞくぞくして、マリーの手が腰や尻を撫でれば経験したことのない感覚に襲われる。 あぁ…… どうしよう…… ……これ……気持ちいい…… 気持ちが良くて頭がぼぅっとして来てしまう。 キスをしながら、マリーの指が俺の胸に移動し指先で丁寧に乳首を撫でてくる。 指先でふにふにと…… 「……あ……っ」 何だろう…… 前に撫でられた時よりも敏感になっているのか、変な感じ…… うあぁ…… 乳首触らないで欲しい。 頭がどうにかなってしまう。