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第62話

「な、な!何してんだよ!マリーの馬鹿っ!湯船が汚れちゃったじゃないか!こんな……こんなところで!」 「だって我慢できないだろ。勃ったままにしておくこともできないし?湯船のことなんて気にするな」 「で、でも……」 「でも?……嫌だった?俺は最高に良かったよ……何より才が気持ち良さそうにしてるとこ見れたし」 チュ…… 軽いキスを唇にされる。 「……う」 「俺だって才のこと知りたい。色んな才が見たいんだ」 「……色んなって……俺が言ってる色んなはこういうのじゃないよ!」 「そう?俺はこういう時の才が沢山見たいけど。……これからゆっくり解していこう?暫くは才とずっと一緒にいるようにしよう。そうすれば毎日セックスできる」 「な、何言って!?」 「ほら、もう出るぞ。十分臭いも取れたし。上がってからゆっくり話そう」 確かにあんなに臭かった臭いはとれて、吐き気も大分治まっていた。 風呂から上がると、さすがにマリーの長い髪は乾かすのに時間がかかるらしく、数人の女の人が髪をすいてくれていた。 その間のマリーは…… え、何あの顔。 無表情で不機嫌そうで眉一つ動かさない。ものすごく態度が悪い。 しかし長椅子に長い脚を投げ出し、頬杖をつき寛ぐ姿は優雅でびっくりするくらい絵になっている。 わー!王子様っぽい!! 長い髪を丁寧にとかす係と、植物の葉みたいなうちわで髪に風を送る係がそれぞれいて4人で手際よく作業している。 あの植物の葉は俺も何回かお世話になっていて、葉っぱ自体が発熱し、それで扇ぐと風が温風になるんだ。 着替え終わった俺は、少し離れた椅子に腰かけてその作業を見守ろうと思ったんだけど、 「才、こっち」 「え、いいよ。俺ここで」 「いいから」 マリーに呼ばれてしまい、Uターンしてマリーの座る長椅子へ。 後ろで作業しているお姉さん達に軽く会釈してからマリーの横にちょこんと腰かけてみた。

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