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第74話
いやあぁあ!!!
シーツを思い切り剥がされて全身が露に!
横向きに身体を丸め、膝を抱えた状態の俺をマリーが無言で見つめている。
し、視線が痛い……
「もしかして才の勃ってる?」
!!
「……う、うん……ごめん」
「何で謝るんだよ」
「だって!だって……変だよ……あんなにシタのに……身体が熱くて……おかしくて」
「……」
ツイぃと、マリーの指先が俺の脇腹を撫でる。
「ひっ……」
それだけで、ビクンと身体が反応してしまい明らかに過敏になっていた。
どうなってしまったんだ俺の身体は。
「う……っはぁ……」
「……才、苦しい?」
「ん……苦……しい……」
「才の身体が妊娠できるようになるさいに生じる副作用か?それか天性の淫乱?……そんな才も可愛いけど」
「!!ば、馬鹿ぁっ!そんなわけないだろ!うぁ!あぁ……んっ」
尻を撫でられて変な声が出てしまい焦る。
こんなの……こんなの俺じゃない!
だけど!だけどマリーのマリーのあれが欲しくてたまらない!
刺激が欲しい……
「感度良好だな。はは……願っても無い。喜んでいただくけど」
「え……マリー……疲れてないの?」
「それ俺に聞く?才の身体が平気ならまだまだ余裕だよ。才が……才の身体が満足するまで相手してあげるよ」
余裕なんですか。
ヤバい……その顔ヤバいって。
美人が本気出すと超絶エロい顔になるんですね。
「……マリーお願い……」
「喜んで」
「マリー……大好き」
「……俺も好きだよ」
「マリーが……欲しいよ……」
「俺も才が欲しい……」
それからまたゆるゆると再開しはじめ、体力が尽きるまで愛し合ってしまった。
あぁ……全身ぐだぐだになるまで抱いてもらった。
さすがに疼いて火照った身体の熱は鎮火し、寝返りを打つ体力もない。
……もう本当……穴があったら入りたい……
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