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第2話

「ひっく…うぇ…うぅ…」 汚してしまったベットの上で、ぼくはショックで泣くことしかできなかった。 「お薬を全部出してしまったのは仕方ない。さぁ…お腹が空っぽになったことだからポチの事をじっくり見てあげようね」 「ん゛ー」 キラキラと光る器具を出してきたパパに、ぼくは怖くなって首を横に振る。 しかし、そんなぼくの事などお構いなしに身体が再び反転させられて、うつ伏せの体勢にさせられる。 抵抗したせいか身体をぶつけてしまって、その痛みでも涙が出てきた。 「じっとしてないと、お尻のお肉を挟んじゃうよ」 「う゛あぁぁぁ」 お尻の孔に器具が押し当てられると、冷たさに驚いている間にそれが無遠慮に中に入ってくる。 聴診器の比では無いほどの冷たさにまた腕にぷつぷつとしたものが浮かんできた。 全身に冷水を浴びせられた様に体が冷えていくのを感じる。 ネジを巻く様なキリキリという音が聞こえるとどんどんお尻の孔に違和感を感じはじめた。 「こんなにいやらしく充血して、●歳の直腸…すごく綺麗だよ、」 「あ゛あ゛っ!ひゃう!」 パパは興奮気味にぼくの中を覗きこむとふぅと息を吹く。 お腹の中にその息が当たって、ぞわっとした寒気が駆け巡った。 「そうだ…さっきお薬を全部出してしまったから錠剤なら出てこないだろう」 「…えぅ…?」 パパが上着ポケットから出したのは白くて丸い錠剤だった。 ぼくはパパの言っていることが分からなくて、パパから音がした事で振り返る。 カラン、カララァン 「ひっ!」 錠剤をお腹の中に放り込まれる時に器具に錠剤が当たって高い音がする。 何の音か分からずぼくは更に震え上がる。 「大丈夫。しばらく違和感があるけどすぐに溶けるお薬だからね」 「うぁ…」 器具が引き抜かれ、お尻の違和感に身体が自然と小刻みに震えてくる。 「んんんっ!あ゛あぁぁ」 「さっそく溶けてきたかな?」 お腹の中で何かがパチパチと弾ける衝撃に目の前に火花が散る。 ぼくは苦しくて上手く動かない身体を必死に丸めて衝撃に耐える。 「あむぅ…んー。やぁー!」 「ポチ…私の可愛いポチ…私の物だ。私がここまで育てたんだ…誰にも渡さない」 パパの熱の籠った声と共にまた身体が軽々と仰向けにされて口を塞がれる。 ぬるぬるの舌が口を這い回り、息が上手く出来ない。 ベットに寝かされたまま震える身体を抱き込まれ、お尻の孔にパパのペニスを宛がわれる。 「やぁー。やっ…はぁぁぁぁぁぁ」 「私が買ったんだ…私だけの…」 まだ中に入れられた錠剤が溶けきっていないのに、抜き差しされるペニスで薬が動いてお腹の中で動く度にゴリゴリという音がする。 パパはぼくの手を取ると入りきらない部分に押さえつけ、しごくように腰を動かしていく。 「うえぇぇぇぇ」 ぼくは痛くても、苦しくても、泣くことしかできない。 ぱちゅん、ぐじゅ、ぶじゅっ 部屋にはパパが腰を動かす音がしている。 「上手にできたご褒美に、今日はたっぷりお尻の中にミルクを入れてあげよう」 「んー!」 お腹の奥でミルクが溢れる。 その熱さに目の前が真っ白になり、頭が飛んでるようにふわふわとした。 「ラムネ菓子のお陰でお腹の中がシュワシュワしてるね。さぁ、今度は本当のお薬。お菓子をあげるよ」 「んみゅう」 口の中に飴玉が入れられると、舌に直接甘味が広がる。 パパの指と一緒に飴をちゅうっと吸うとパパからゴクンと唾を飲み込む音がした。 それからいつも1回しかミルクを出されないのに何度も何度もミルクをお尻に注がれるうちに意識が途切れて、最初のパパとの記憶はここで終わった。 次に目を覚ましたら、ぼくの目の前には知らない人達が沢山居た。 「あの変態親父こんな餓鬼を囲ってやがったのか」 「こんな年端も行かない餓鬼を海外から買ってきてここまで育てたんだとよ」 顔の怖い人達がぼくを囲んで話をしているが早口過ぎて何をいっているのかわからない。 「俺らの島で訳の分からない薬が出回ってるって聞いて調べてみたら、こんな餓鬼を飼ってる変態とわな…誰も思わねぇだろ」 ギャハハハという笑い声がうるさくてぼくは耳を押さえた。 ぼくが居た部屋は何にもなくて、暗くて静かだったので目の前にいる人達の声がうるさくてしかたがない。 「それにしてもこの餓鬼まったく喋らないな」 「んー。うー!」 頬をつねられると痛いという意思を示すために、つねっている男の手を叩いて止めて欲しい事を伝えようとする。 「もしかして喋れないんじゃね?」 「へー。マジでペットにしてたんだあの変態親父」 「抜歯しないで、ちゃんと歯はあるんだな」 男が急にぼくの口に指を入れると、指で歯をなぞる。 ぼくはそれを条件反射で舐めると男の顔がさっと変わる。 「こいつ、若の部屋につれてけ」 「あーあ。こいつも災難だな」 男たちが哀れみの目でぼくの事を見ている。 ひとりの男に俵抱きにされ、とある部屋の前につれて来られた。 コンコン 「若…昨日取り押さえた男の家に居た餓鬼を連れてきましたぜ」 「う、うん。そ、そこにお、置いていって!」 部屋の中からはどもった男の声がする。 ぼくがぼんやりしていると、床に降ろされここまで連れてきた男がぼくの頭をぽんっと叩く。 「お前も運が無いな」 そう言って男が去っていくのを見送って居るとそぉっと扉が開いた。 太い手が部屋から出てきて、ぼくの手を掴むと部屋へと引きずりこまれる。 「こ、子供のあ、甘い匂いが、するんだな」 どもりながら話す太い男が、ぼくの事をぎゅうっと抱き締めながら首筋の匂いを嗅いでいる。 これが2番目の“パパ”との出会いだった。

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