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「んーーーーーー……ッ!!」 鼻で険しげにフーフー息をしながらぼろぼろ涙目で睨んでくる冬森に夏川はゾクゾクが止まらなかった。 特に拘束されているわけでもないのに潔く抵抗せず、不健全性生活決別へのケジメとして自分の最後のお願い=尿道プレイを受け入れている姿に黒い笑みが溢れ続けた。 「ねー、冬森ぃ、あんな地味眼鏡クンのどこがいーの?」 「んッッ!!??」 「俺ねー、なーんでも知ってるよー? 村雨センセやどっかのオジサンとシたこと、知ってるよー?」 無断スマホチェックやら尾行やらで冬森がこっそりセックスしていた相手を全網羅している夏川は。 尿道バイブに全身をビクビク波打たせながらも驚いている冬森に顔を寄せ、ぼろぼろ溢れる涙をおいしそうにべろりと舐めとった。 「センセェやオジサンってさー、どーなの? 地味クン、びっくりしちゃうよ?」 「ッッッ…………」 「ふつー、むりでしょ、拒否反応起こすでしょ、軽蔑されんの確実?」 「ッッッッッッッッッ」 確かに。 そりゃそーだ。 俺、甘かったかな。 なんか夢見てたかな。 初恋ってやつに浮かれて現実見えてなかったかな。 えろあほな俺なんかがきれいな天音に近づいていいわけなかったかな。 「俺といよ? 冬森?」 尿道口から露出しているメタルビーズバイブの取っ手部分を握り、夏川は、ゆっくりピストンさせた。 キツキツ尿道奥をヴーヴーされながら上下に擦られて、冬森は、泡吹く勢いで仰け反った。 「ん、ぐーーーーーッ!!!!」 「本命なんかいらないって。俺といっしょ、いよ? 地味クン、あれはだーめ、やめときなよ」 思う存分じっっっくり尿道ピストンさせた後、夏川は冬森の猿轡をずり下ろした。 ぶはぁっと熱い息を洩らした冬森のよだれ塗れの唇にキスしようと、さらに顔を。 「……冬森」 冬森はぷいっと顔を背けた。 「……どこがいーの、あんなクソ地味クン」 「……天音のことバカにすんな」 冬森のその一言に。 甘爽やかに整った顔立ちである夏川の黒笑顔度がマックスに達した。 バイブ取っ手を再び掴むと酷な高速ピストンを繰り広げた。 「やだよーむりー冬森はずっと俺のモノだしー」 理性破壊寸前の壮絶感覚がペニスに牙を立て容赦なく芯まで食い込んでくるような。 声も出せずに冬森はただぼろぼろぼろぼろ涙した。 やべぇ、どうしよ、意識飛びそ。 そうなったら、俺、夏川にヤられっかも。 天音、天音、天音。 「あ……っま、ね」 「え?」 「天音……ッ天音、天音ッ、天音ッッ、天音ーーーッッ!!」 「ちょ、声でか、人来るよ、冬森?」 ごめん、天音。 意識保つため、今の自分、見失わないため。 お前の名前呼ばせて。 「……冬森か……?」

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