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12-3
男子高校生二人分の重みにベッドが深く沈む。
きちんと設えられていた寝具の上で熱もつ息遣いが繰り返される。
「んん……ンッ……」
互いに食み合うように絡まる唇。
縺れる舌先。
次から次に氾濫する唾液。
「は……っぁ……」
自分に覆いかぶさる天音に腕を伸ばし、さらさらした黒髪に褐色の五指を泳がせて、冬森はもっと彼を抱き寄せた。
薄目がちに見つめ合う。
控え目に濡れた純和風一重まなこに、どえらく生意気そうなふてぶてしい目に、釘づけになる。
「ンっ」
次の絶頂をほしがって、発熱したえろあほペニスをまさぐり、自身のカウパーに塗れた掌で次は天音の純潔ペニスを撫で、上下に擦って。
二人分の蜜塗れの掌で重ね合せて、冬森は、いっしょに擦り上げた。
「は……ッ」
「俺のと擦れて……きもちい? 天音ッ……?」
「ッ、冬森……ッ」
「ッ、ン、ッ、うッ、ンぅぅ……ッ」
天音に何度も何度も口づけられる中、片手でその黒髪を堪能し、片手で二人いっしょにしごいた。
カウパーでびしょびしょに濡れていく不埒な手。
涼しげな双眸が苦しげに捩れるのを途切れがちに見つめながら、冬森は、今度は。
天音だけを握りしめた。
開きがちだった両足をさらに左右に開いて。
肌伝いに、熱く鼓動するペニスを、さっきからずっとずっと、おかしくなりそうなくらいヒクついているソコへ……導く。
天音は口づけを中断して冬森を覗き込んだ。
冬森は睨むように頭上に笑いかけた。
「挿入 れて?」
ほしい、すっげーほしい、たまんねー。
天音と早くいっしょになりたい。
「早く」
びっしょり濡れきった先っぽを押し当てただけで、その熱で、とけそうだ。
「欲しいんだよ、天音……ッ」
天音が力を込めた。
冬森の手に寄り添われて、行先を違えずに、入り口をゆっくり抉じ開けてきた。
「あ……あ……」
ああうそ、きてる、天音が、俺んなかに。
なんだよこれ。
こんなん知らねー。
こんなん初めてだ。
体どころか脳みそまで性感帯になってる。
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