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21-冬森が夏川に媚薬チョコ食べさせられ→天音と公開ラヴだゾ

2/14前日の放課後。 「あー腹へったー天音まだかな、腹へったー」 2Dクラス、窓際最後尾の席で美化委員集会に参加中の天音を待ちぼうける冬森の姿があった。 現在時刻は五時半。 暗くなり始めた校庭からは運動部のかけ声が聞こえてきた。 「じゃーなー、冬森」 「そのまま寝て風邪引くなよー」 教室でだらだらおしゃべりしていたクラスメートが去り、一人になった冬森、正にぽつねん状態。 「うーくそ寒ぃ、くそ眠ぃ」 褐色肌、さも遊び慣れていそ~な雰囲気。 実際、経験豊富なえろあほ男子なる冬森ではあるが。 「天音め、俺のこと思わせぶりに待たせやがって、とっとと戻ってこいよ、チクショー」 現在、一重の純和風まなこが涼しげな隣人クラスメートの黒髪眼鏡男子なる天音にめろめろ中だった。 「ふ・ゆ・も・り♪」 そんな冬森に横恋慕している約一名が突然教室にやってきた。 まるで冬森が一人になるのを待っていたかのようなタイミングの良さ……? 「じゃーんっ! これあげるっ!」 笑顔全開の夏川は後ろ手に持っていたソレを冬森に差し出した。 掌サイズ・ハート型のチョコレートだ。 あ・や・し・い。 だけど冬森は基本ベースがあほなコだから。 「お、ちょーど腹へってたんだよな」 「明日バレンタインデーでしょ? だから冬森にあげたくって!」 「食う食う、食べる」 「はーい♪」 あほなコの冬森は夏川から手渡された剥き出しチョコレートをバリバリ完食してしまった。 「どー? おいしかった?」 「ふつー」 「えー? 俺いっしょうけんめい作ったのにぃ」 「え、これ手作りかよ? お前の?」 「そ! 冬森のために作ったんだよ♪」 「へーー……、…………、…………」 あ、れ?

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