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27-5

深まる宵、外灯の明かりが際立ち始める時間、天音宅。 「しっかしなぁ……油断も隙もねーよな、天音サン?」 オレンジ色の照明にうっすら照らし出されるワンルーム。 ベッドに腰掛けた天音は海水で少しぱさついた冬森の髪に長い指を通しながら、ぎこちなく首を傾げた。 「どういう……意味だ?」 床に座り込んで天音の下肢に顔を埋めていた冬森は上目遣いに睨むように笑いかけた。 「逆ナンされて満更でもなさそーだったよな?」 すでに硬く張り詰めていた熱源の括れに舌を滑らせ、舌尖だけを小まめに動かし、執拗に舐る。 「ッ……誤解だ、冬森」 「どーだか」 「……春海から聞いた」 「あ?」 浅く口に含んで露骨に舐め回してくる冬森を薄目がちに見下ろして天音は言う。 「あのとき……血相を変えて海から飛び出していったらしいな」 「……余計なこと言いやがって、春海のやろー」 冬森は天音の根元をぎゅっと握りしめた。 強めの握力に天音は目元を強張らせる。 「当たり前だろーが、てか一番巨乳だった女、お前のコト狙ってたし」 「あのな……それはない、冬森」 カウパーの滲み始めた割れ目をれろりと舐め、勃起させたペニスに悪戯に頬擦りして……冬森は肩を竦めてみせた。 「危機感ねぇなぁ、天音サンは」 「……冬森、もう」 「……ンだよ?」 「でそうだ」 「ン……いーぞ、だせよ? ご希望はゴックンコース? 顔射コース? お客サマ?」 「……今すぐ繋がりたいんだ、冬森」 「……」 冷房がやっと効き始めた矢先に上昇した体温。 「は、あ……っなか、ぁっっ……ッきてる……ッッ」 天音は冬森と繋がるなり達してしまった。 ペニスが満遍なく揉み込まれるような手厚い歓迎に我慢ができなかった。 「んあ゛、ぁぁ、あ……すげっ……俺の腹ぁ、天音ので、いっぱい……」 しょっぱい肌を全て曝した冬森は天音の絶頂粗相に唇からよだれを一筋零し、満更でもなさそうに笑った。 えろあほアナル奥でまだビクビクと悶絶しているペニスを腹越しに撫でる。 外側から圧力をかけられて肉粘膜にさらに挟み込まれる熱源。 「ッ……冬森」 「んーーーー……? お前の……まだ硬くね?」 「……すまない」 「ばーか、謝んなって……むしろ大歓迎……?」 息を切らしている天音の真下で冬森はさらに自ら両足を開いた。 股間でこれみよがしに息づくえろあほペニスを自分の手でねっとり撫で上げる。 指の輪っかで超敏感な先っぽを軽くしごく。 「はぁ……っ、やべッ……こんなんしてたら……すぐいきそ」 色気ムンムンな潮味褐色肌を火照らせ、クチュクチュとペニスをいぢくっている冬森を真下にして、天音は堪らなくなった。 「ッ……天音ぇ……」 冬森の手の上から彼の昂ぶりをしごく。 褐色指に長い指を絡ませるようにして、漏れ溢れるカウパーを絡め取るように、緩急をつけて。 「ふ、ぐぅ、ぅ……ッあーーーー……ッ……すげ、ぇ……いいッ……ッ」 「ッ……冬森のなか、どんどん締まってく……」 「んんんんっ……い、ぎ、そ、ぉッ……な、ぁ、天音ッ、天音ぇ……ッ?」 「……?」 「明日……ッんあ゛ッ……ッ……図書館行くか……ッ?」 「ッ……図書館、冬森は、苦手だろう……?」 「あーーーーッ、奥ッ、奥ぎもぢいッ……今日ぉ、は、お前に付き合ってもらったからッ……あぅッ、あうぅぅッ……明日は……お前が行きたいトコ……行こーな……?」 ヤラシク喘ぎながらペニスを見る間に卑猥に濡らして笑う冬森に……天音はもう底抜けに堪らなくなった。 「んぶっっっ」 よだれでふやけそうになっていた唇を唇で覆い、シーツ上に放られていた手に手を重ねる。 熱もつ五指をぎゅっと絡ませ合う。 すでに白濁でぬかるむ仮膣奥に滾るペニスを打ちつけた。 「んぶぶぶぶッッ……はッ、はぁッ、なぁッ、明後日はどうすっか、あそこのパン食べいくか……ッなぁ、天音ぇッ……あ゛ッッ、やばッ、やばぃぃッ、もぉこれやばぃぃーーー……ッ!!」 高校最後の夏休み一日目。 ちょっとは解放感というものを体験できているかもしれない、絶頂冬森を真下にしてそう思った、真夏の夜の恍惚に目が眩む天音なのだった……。

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