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午後一時を回ったばかりの薄暗いワンルーム。 「ッ……冬森……」 カーテンが閉め切られた部屋に露骨に響く水音。 きちんと片づけられていたはずの部屋は冬森自ら脱ぎ捨てた制服や靴下で散らかっている。 二人はお昼ごはんも食べずに盛っていた。 「あ」 自分の制服が散らばる床の上でボクサーパンツだけ身につけた冬森。 黒セーターを着たままである眼鏡彼氏のペニスを大好物のようにもぐもぐ頬張っている。 ぬるぬるあたたかい口内に押し包まれて天音は微かな喘ぎ声を。 褐色彼氏に思いっきり吸われてどんどんその身を硬くしていく。 「ん、ん、ん……んぶ……んぶんぶ……んぶぶ」 ベッドの縁に背中を寄りかからせた天音は口淫に夢中になっている冬森を薄目がちに見下ろした。 痩せ型である自分よりも肉付きがしっかりした雄色気溢れる褐色背中。 ぴたぴたボクサーパンツに覆われたムチッと感のある小高い尻丘。 友達教師中年を魅了してきたえろあほ褐色体。 今は自分だけの。 「……冬森」 「ン……? もう挿入れてぇ?」 もぐもぐ味わっていたペニスを吐き出し唾液の糸をみっともなく連ねた冬森に天音は首を左右に振ってみせた。 「んっ?」 ベッドに誘われて首を傾げながらも冬森が後を追えば。 「んおっ? ちょ、天音……ッいきなりどした、天音サン……?」 シックスナインの体位に入った天音に柄にもなく冬森は照れて動揺した。 が、露骨に盛り上がったボクサーパンツの天辺に天音が掌をあてがってみれば。 「ン」 反射的に腰を揺らしたえろあほ冬森。 勃起に引っ掛かるボクサーパンツをずり下ろせばブルンッと仰け反ったえろあほペニス。 躊躇うことなく、ゆっくりと、天音に舐め上げられて。 褐色背中をぶわわわわッと駆け抜けたゾクゾク感。 褐色尻がヤラシク波打った。 「あ、あ、あ、ぁ、あ、天音ぇ」 仰向けになった天音に裏筋を丁寧に濡らされて、四つん這い冬森の下半身は蕩け落ちそうになった。 「お前ぇ……ッエロくなりやがって、このエロ眼鏡……」 逆上せた頭で笑った冬森は強く脈打っていた彼のペニスを再び口内へ招き入れた。 射精を急かすでもなく唇や舌でじっくり質感を愉しむ。 時間はたっぷりあると、焦らず、一週間と数日ぶりの性的密着を満喫する。 「ン……冬森……」 喉粘膜に挟み込まれた天音はため息交じりに呼号した後、褐色腹にくっつきそうになっていた隆起を浅く咥えた。 色白の頬を紅葉色に染めて冬森のペニスにゆっくりと舌を絡ませた。 「んっ、むっ、うっ……天音とシックスナインすんの、やべぇ……コレ、ずっとシてぇな……」 シックスナインなんて言葉、天音は聞いたこともなかった。 ただ冬森と分かち合いたいと思って自然とこの体位を選んだ。 「……ずっとだと顎が疲れる」 「は……そだな……あ、ン……ん、ん、ん……ん……」 互いをゆるゆる食み合って、キスして、弄り合って、キスして、舐め合って、キスして、買ってきたお気に入りのパンをやっと口にして、キスして、蕩け合って。 「あ。そーいや本番まだシてねぇな」 「焦る必要ない、冬森……今日は泊まっていくんだろう」 すっかり日が暮れて、夜の入口、ぴったり重なり合ってお風呂に入った二人。 「もちろん。今日も明日も泊まるぞ。はー。きもちいー。寝そ」 「風邪を引くぞ」 日々飽きずに求め合いっぱなしの褐色男子と眼鏡男子なのだった。

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