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30-2
もうじき朝のHRが始まろうとしていた。
教室へ駆け足で向かう生徒らとは反対方向へ足早に進んで男子トイレに入った天音に、個室に進むでもなく、その場で冬森はキスされた。
誰かが駆け込んで来たら一発完全アウトな状況に冬森は目を見張らせっぱなしだった。
「んっぶ……天音、どした……?」
「……別にどうもしてない」
「ン……だって、朝一でこんな激しーやつ……あ、お前まさか」
骨張った両手で両肩をきつく掴まれていた冬森は天音のソコへ躊躇なく片手を伸ばしてみた。
「ッ……」
「ありゃ……やっぱ朝勃ち?」
天音の唾液でびっしょり濡れた唇を満更でもなさそうにヤラシク歪めて制服越しに密やかに火照った股間をナデナデした。
「ッ、冬森」
「昨日、俺に突っ込まれて、お前、突っ込んでねぇもんなぁ。天音サン、欲求不満?」
「……」
「しょーがねぇなぁ……おら、処理してやっからコッチに、うぉっ?」
冬森はぎょっとした。
HRも迫っているし、生活態度に問題のない天音が遅刻扱いされては困ると、手っ取り早く利き手で処理してやるかと個室へ誘おうとしたら。
いきなり体の向きをぐるんと変えられて、個室へ入るのではなく、個室の扉に両手を突かされて。
まさかの朝一本番へ。
まだ眠たげで覚醒しきれていないえろあほアナルの粘膜狭間に天音の熱もつ芯がぐいぐい、ぐいぐい、割り込んでこようとしているではないか。
「ちょッ、天音ッ、さすがに……マズイんじゃねぇの?」
誰か来たらどーすんだよ。
個室ん中ならまだしも、コレ、言い逃れも何にもできねぇぞ?
さすがの元ビッチちゃん男子でもキツイ。
迎え入れる準備が整っていなかった。
反対に覚醒しきった天音の熱源はえろあほアナルに目覚めの共有を強要してきた。
閉ざされた肉孔を押し拡げ、捻じ込ませ、強制拡張に及ぼうとしていた。
「聞いてんのかよ?」
天音は無言のまま冬森の腰を掴み直した。
そのまま一気に……最奥へ。
いつになくキツキツな冬森のアナルにペニスを突き挿した。
「あッッッッッ」
褐色男子の仮膣が眼鏡男子の熱源でいっぱいになる。
「あ……ッッあーーーー……ッッ」
マフラーをしたまま扉に縋って全身ヒクヒクさせる冬森に向け、天音は、抽挿を始めた。
柄にもなく処女に戻ったかのようなキツキツえろあほアナル、その締めつけを食い漁りでもするかのように、褐色尻に腰を密着させ、小刻みに下半身を揺すった。
廊下を駆けていく生徒の足音、笑い声、教師の注意する声が廊下から聞こえてくる中、黙りがちな天音はひたすら冬森を貫いた。
あっという間に汗ばんでいく褐色尻。
みちみちと狭まる肉孔に肉杭が何度も何度も出入りする。
扉に縋りついて両足を踏ん張らせ、天井を仰ぎ、苦しそうに唇をひん曲げる冬森。
汗ばむ肌に痕がつきそうなくらい長い五指を食い込ませて微かに息を荒げる天音。
「はぁ……ッッ」
短い吐息と共に朝一で天音の絶頂飛沫を注ぎ込まれて、冬森は、何と。
えろあほなはずのペニスを始終萎えさせて、そのまま、朝一本番を終えたのだった。
「また教科書忘れたのかい、冬森君?」
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