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小ネタ-夏オマケだゾ-高校生ver

もうすぐ終わる夏休み。 深夜、天音宅に泊まりにきていた冬森はお世辞にも広いと言えないベッドで当の住人とまどろんでいた。 「風、強ぇな」 閉められたカーテンと窓の向こうで風の逆巻く音がする。 「ん……台風が来ているからな」 眼鏡を外して壁の方を向いていた天音は目を閉じたまま褐色男子に返事をした。 冷房をつける必要のない、肌布団に包まっていて丁度いい、真夜中の室温。 何気なく秋の気配を褐色肌に察した冬森は目の前の背中に擦り寄った。 ぎゅっっっ 「……冬森、そうされると寝づらい」 「天音ー」 「……シたいのか?」 まだ壁を向いたままの天音に問われて冬森は。 「いや。今はいい」 欲にひたすら忠実だったあのあほえろ男子が今はただゆっくり静かな夜を眼鏡男子と過ごしたがるとは、いやはや、以前なら考えられない。 「眠ぃし」 「そうだな」 触り心地の言い肌布団だけでは薄ら寒くて天音の体温に縋る。 「お前の背中きもちい」 背中越しに届いた欠伸交じりの眠たげな声に最初は小さく笑っていた天音だが。 正面に回ってきた手で胸をじわりと圧迫されて。 先日までの寝苦しかった熱気がウソのように引き、温もりが心地いい夏の終わりの夜に無性に体の奥が渇いて。 「……天音」 やわらかな衣擦れの音を立てて寝返りを打った天音はそのまま冬森に覆いかぶさった。 「冬森……」 「ん……シてぇの?」 「……シたい」 あのお固かった眼鏡男子が熱に下肢を魘されて逆に交わりを欲するなんて、いやはや、以前なら考えられない。 薄闇の中、発情で淡く濡れた一重の純和風まなこに眠たい冬森は気怠そうに笑った。 「じゃ、さくっと一発シて、寝っか」 「……一回だけか」 「……なんだよ、何発もシてーのかよ、欲張り眼鏡」 「今、眼鏡はかけていない」 「じゃあ、おら、かけろ」 サイドテーブルに置かれていた眼鏡を手探りで拾い上げ、冬森は天音にかけさせた、ずれていたので長い指でかけ直した天音。 「後五分で寝れた俺をそーいう気分にさせてみやがれ」 そう言いながらも天音の発情にもうつられつつある冬森。 「ッ、はぁ……」 「ん、おれ……お前のため息、好き……」 「……」 「天音……二学期始まったら、あそこのパン屋、行こーな……?」 どうしようもなくなって天音は冬森を掻き抱いた。 夏休み終わんの最悪だけど。 隣の席に天音いるし、まー、いーか。 end

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