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15-9 乱れる体★

***  押し倒されて服を脱がされ、体のあちこちを愛撫されると、カミュも次第に体が火照ってきた。アレンは唇を顔から首筋、鎖骨、乳首、脇の下、鳩尾と這わせ、徐々に下へと降りていく。少年の肉筒が下腹にひっつくほど反り返っているのを見て、彼はほくそ笑んだ。手に唾をつけると、己の半分ほどのサイズのあどけないペニスを優しく揉み扱いた。 「あ……アレン。うう……ああ……いいよぉ」  手のひらに収まってしまうそれは少しの刺激に赤く色づくと、喘ぎ声にあわせてゆるゆると蜜を流している。 「気持ちいいか?」 「……うん。でも、恥ずかしいよぉ……」カミュはアレンの手に手を重ねて、もじもじと体を動かした。 「恥ずかしくないさ。もっと気持ちよくしてやるよ」  アレンは手を持ち変えると左手でペニスを、右手で陰嚢に触れた。肉筒を擦り掌に二つの玉を器用に転がしながら、アレンの厚めの唇がその先端に触れる。 「あ……だめ」カミュは両足を閉じて、身をよじった。 「ん」 「いやだ……きたないよ……」 「きたないだって?お前だっていつも俺のものしゃぶってるだろ」  アレンは一旦上体を起こすと、左手は操縦桿を握ったままカミュの前髪を撫でる。 「でも……でも……ああん」 「まさか、俺のもん汚いと思ってくわえてるわけじゃないだろ。……可愛いから、いっぺん口でイかしてやるよ」  薬のせいか、普段のアレンならやらないフェラも積極的にしている。しかし、カミュにしたら自分のペニスをくわえ込まれるなんて初めての経験なので、刺激が強すぎて両手で顔を覆ってしまった。 「おい。顔が見えないだろ。イくときの顔を見せてくれ」  舌で亀頭を舐り、中心の窪みを強めに押すと、隠された口元から痺れるような声が漏れ出た。 「いい……いい……はぁはっ」  舌を離すと尿道からぴゅっと白濁が噴き出した。堪え性のない肉筒は、男の手の中であっという間に達してしまったらしい。 「ほら、顔を見せるんだ」  アレンが手を押しのけると、カミュは興奮と愉悦の入り混じった顔で泣いていた。鼻をすすり、だらしなく開いた口元からはよだれが垂れている。 「イっちゃったのか?仕方がないなあ」と、嬉しそうに顔を近づけ、カミュの唇を自分のもので貪った。  舌を深く絡め、唾液を交換すると、カミュは自分の体がアレンに支配されていくのを感じる。目の前の巨体を受け入れるために脳が指令を出しているのか、後孔が熱く滾り下半身を震わせた。 「アレンさん……ん……ん」どうにも止まらなくて、カミュは陰部を相方の大腿に擦り付けた。濡れた一筋は交合の態勢が整ったことを証するものだが、アレンは目を細めて笑った。 「穴の準備も満タンか?どれ、見てやるから、お前はこっちの相手をしてくれ」  アレンはやっと自分のベルトを外し、ズボンのチャックに手をかけた。カミュの目の前で大塔のような屹立が、開帳される。ごくりと唾を飲むカミュを得意げに見やると、昂然とカミュの腰を掴む。そして、均等に割れた腹筋を跨がせて、頭と足がそれぞれ逆に相対するように組み合わさった。 「僕、ど……どうすればいいの?」 「いつもと同じだ。しゃぶってくれ」 「この格好で?」  カミュの目の前には山をも切り崩すような大剣の如き怒張があるが、アレンの前にはみすぼらしいソーセージがぶら下がり、愛液の滲みだした淫靡な後孔があるだけだ、と考えると、カミュは情けなくて顔を赤らめた。といっても、もうこの段階で彼は羞恥と興奮のため全身が茹で蛸のようだったので、さほどの変化は見られなかった。 「ああ、そうだ。もっと尻を突き出してくれ」 「え……どうし……あ……」  問うまでもなく、カミュの尻は両手で揉みしだかれ、穴を広げられると窄まりを形成していた皴が消えた。シミやほくろのない綺麗な尻だ。アレンは確かめると元の蕾に戻して、10本の指先は次第に後孔へと集中していく。 「ほら、早く咥えて、濡らしてくれ。待てない」  アレンはそう言いながら、口に含んで濡らした中指で穴の皴をなぞった。カミュははぁんと甘い息を漏らしながら、雄自身に唇を当てた。  いつもながら男の逸物はでかく、くわえきることはできない。今日はローションも用意していないので、カミュは己の手を舐めて唾液で十分に濡らしてから、陰茎をきつく掴み上下させた。亀頭を舌で攻めていると、アレンも負けじと、指を一本カミュの肛門に差し入れた。無理なく沈んでいくと、蠕動を開始する。 「あ……ん…」  内壁から滲み出た愛液が指先に絡みついているのが、痛いほどわかる。出し入れの度にねちゃねちゃといやらしい音が下部から聞こえてきて、カミュは思わず目を瞑った。恥ずかしいことこの上ないが、アレンに叱咤されないよう、舌だけは動かして亀頭の返しを抉るように丹念に舐った。自分の中の粘液が暴れる音とともに、アレンの荒い吐息が聞こえる。鋼のような陰茎に浮き彫りになった血管に沿うて根元からゆっくりと舐めあげると、アレンは「うっ」と呻き体を震わせた。  感じているのは自分だけじゃないとわかると、少年は幾分ほっとしたものの、中指は薬指を招き入れて鰻の寝床で同棲を始めたため、油断も隙もなかった。二本の指は互い違いに動きながら穴を刺激していく。 「んん!……あ……いゃ………ん……」  愛液が隙間からたらりと滴ってシーツを濡らすが、アレンの手は止まるところを知らない。 「ふ……いつにも増して締まってるな。緊張してるのか?感度はいいみたいだが、力は抜いていいぞ?そら……」  くいくいと指の第二関節が屈伸し、内壁の出口付近にあるこりこりしたものを擦る。すると、カミュは嬌声とともにくわえていた逸物を落とし、背を反り上げてしまった。

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