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第4話
放課後、やたらと長い門への道を歩くと、いつも通りに黒く艶めいている車が止まっている、もちろんその前には神田がいるのだ。
「おかえりなさいませ」
「うん、兄さんは何時に帰ってくるんだ」
「車に乗っていただければお分かりかと」
慇懃にドアを開けながら神田はほんの少し微笑んだ。
「、、兄さん」
兄さんはすでに車に乗っていた。
「おかえり、祐」
「、、早かったんだ」
「神田がそろそろ祐も終わるはずだからっていうから、来てみたんだ」
「、、そう」
嫌な沈黙のあと、松山が車を発進させた。
_____ほら、もう自由はなくなる。
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