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終わりのない絶頂1

もう何度イカされたか分からない。 「……ぁ……は、あぁ…」 彰広の指で責めに責められ、透は何度も空イキしていた。 透の目はうつろになり、閉じることの叶わなくなった唇は戦慄いていた。 彰広は押さえつけていた手をようやく離した。 透は逃げる気力も失い、ぐったりとしている。 彰広は下肢をくつろげ、すでに熱く滾った自身を解放し、ひくつくアナルにあてた。 「……あぁ」 ……これで終わる。 透は彰広が自分に挿れたことで、やっと際限無い責めから解放されたと、ほっとした。 彰広は手首を縛った透の腕を自分の首に回させ、貫いたまま立ち上がった。 「ああっ!!」 不安定な体位に、透は必死に彰広の首にしがみつく。 「そうだ。もっと俺に抱き付いてろ。透」 「ひ……ぁ、あぁあ……」 繋がったまま透を抱え上げて、彰広は寝室を目指した。その歩く振動にさえ、透は感じてしまう。 「やぁ……あ、ん……あ、あ、あ」 寝室のベッドに、繋がったまま透の背を降ろす。 「ぁあ!!」 ベッドに降ろされた透はまた軽くイってしまった。 もうイキたくないのに……体は淫らな反応を繰り返す。 「ぅあ!?」 今度はペニスで透の前立腺を押し上げられて、また甘い責め苦が再開される。 「い、あッ! やめ……あぁあああッッ!!」 限界までイカされ、吐き出すものの無い透は射精の伴わない絶頂を繰り返す。 狂う。狂ってしまう。 「ああぁあ……いやぁ……もぅ、いやだぁ……ッ」 透は泣きながら、彰広の雄に揺さぶられ続けた。  

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