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第15話
「ん、はぁ……。」
まだ陽の高い時間にカーテンを閉め切った薄暗い家のベッドで重なり合う二つの唇は互いを激しく貪る。
全裸になって睦み合う彼ら。
「あっ……んん……。」
男では感じないと思っていた胸の飾りを指で転がしもう反対側を舌を使って舐めて吸って優しい愛撫に旭はあっという間に幸久の色に変えられていく。
そして幸久はベッド横のチェストの上にあるボトルの中のローションを手にたっぷりと取り旭の孔へ塗る
「痛かったら言えよ。」
そう言うと人差し指を彼の中へ入れていく。
「ん……。」
「大丈夫か?
痛いなら止めるが……。」
「や……やめ、んな……。」
折角両想いになったのにここで止めるなど絶対に嫌だと思った。
頑固な旭だから痛くても言わないだろうからと幸久は丁寧に時間を掛けて解して行った。
十分過ぎるほどに解し幸久は指を抜いた。
「旭、マジで無理だと思ったらちゃんと言えよ?
お前を傷付けたくない。」
「ん……。」
旭の髪をさらりと撫でると幸久は自らの逸物を彼の中へ入れていく。
「んん……あっ……。」
いくら丁寧に解したとは言え質量の違うソレを受け入れるのは容易ではなく苦しさも怖さもある。
「大丈夫か?
無理そうなら今日は__」
「大丈夫!!
……大丈夫、だから、止めんな。」
それでも彼と一つになれることが嬉しいと
旭は彼の背中に手を回し抱き締める。
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