3 / 140

第3話

もちろん万里はこういうとこなんてお手のもの。 女性らしい仕草で周りの客まで魅了していく 俺たちの席は奥のホールから死角になっている場所。 この店は割とカジュアルな感じだからマナーとかは別に厳しくない。でもやはり基本はやっておきたいな… それを察したのか万里がうまいこと俺をフォローしてくれた。 そのお陰で楽しい時間を過ごせた 「ありがとう。万里。助かった」 「ううん。いいんだよ。んで?この後は?」 流石にホテルまで付き合ってもらうのは悪いな…と思ったけど一応話したら 「えぇ!!泊まりたぁい!!俺ね友達とホテルに泊まったことないから」 「え?修学旅行は?」 「あれはまた違うでしょ?せんちゃんと泊まりたい!!自分でお金は払うからさ!ね?ね?」 別に断る理由もないので一緒に向かう 「あの…万里さんその格好のまま?」 「男二人で泊まりとか何思われるかわかんないっしょ?」 まぁそうかと変に納得してそのままホテルへ向かった 「へぇ。ここなんだねぇ」 「うん。何?」 「うん!せんちゃんのチョイス最高だね!俺ころっと落ちそう」 「いやいや…お前落ちても仕方ないでしょ?男同士だし」 「まぁそうだねぇ。んじゃ行こう!!!」 とても嬉しそうなので万里に促されるままホテルへチェックインした

ともだちにシェアしよう!