6 / 140
第6話
「いや…でもさ…」
万里がうるうると目に一杯涙を溜めて上目使いでみる…
「どうして?…俺は…せんちゃんが…いいのに…」
「え…と…」
「せんちゃんの…せんちゃんの…ばかぁ!!」
「ちょっと!万里!」
「やだからね!!別れないからね!」
ベッドに縫い付けられた俺…意外に万里は力が強い…
押さえつけられては身動きなんてとれない…
「せんちゃん!」
「ちょ…やめ…万里」
「本当にやめていい?ここ…こんなになってるけど?」
気付かない振りをしていたけれどさっきの動画で俺の中心部は間違いなく緩く立ち上がっていた…
「自分のエッチな姿見てこんなになってる…せんちゃんさ…元々素質あったんじゃない?…かぁわいい」
いつもの可愛らしい表情でさえ今はやたらと妖艶で…俺を見詰める大きな瞳には逆らえないなにかがあって…
蛇に睨まれた蛙のように固まる俺…
「もう一度抱いたらせんちゃんも認めるしかなくなるね…」
「…やめて…怖い…」
「怖くないよ。大丈夫だよ」
そういうと唇を塞ぐ。すぐ器用に俺の口を抉じ開けて舌が絡み付く…
これまでしてきた俺のキスなんて子供のキスと変わらない…
キスだけでいってしまいそうな位気持ちいい…
「ふふ…ほらね…こんなに蕩けた顔してるよ」
どこから取り出したのか小さな鏡を俺に見せる
こんな顔してるんだ…
潤んだ瞳…耳まで赤く染まった顔…物欲しそうな表情…こんな俺を俺は知らない…
「ね?欲しくて欲しくて堪らない顔してるでしょ?」
「…万里…」
「可愛い…せんちゃん…俺だけのせんちゃん…」
その後はもう万里のテクニックに絆されて結局声をあげていた…欲しい…もっと…
知らない感情…
「ほら…言ってみて?どうして欲しい?」
「やだ…」
「強情だね…そんなとこだって可愛いけどネ…」
「あ…ん…万里…」
さっきから自分の後孔が疼いて仕方がない…欲しくて欲しくて堪らない…
あぁ…もう!
「万里…頂戴…」
「ん?何を?」
「わかってるだろ!」
「わかんない!ちゃんといってくれなきゃわかんない」
「…っ…万里…お願い…」
「だぁかぁらぁ?なーにーをー?」
「…っ…万里の意地悪…」
「…っ…何それ…可愛すぎ…あぁ…もう…仕方ないなぁ…俺のこと好きって、恋人になるっていってくれたらせんちゃんの欲しいのあげる」
「…」
「言えない?ならあげない…」
そういうと万里が離れ服に手を伸ばす
「や…やだ…万里…お願い…」
「なぁに?」
「好き…恋人になって?」
「…っ…はぁ…たまんない…それ嘘偽り無い?責任とってよね?」
「ん…取るから…取るから…お願い…」
「ならせんちゃんからキスして?」
ゆっくりと万里に手を伸ばす。そして触れるだけのキスをした
「はぁ…足りない…もっと頂戴よ。せんちゃん。出来るでしょ?」
もう一度唇を重ねくちゅくちゅと音をたてながら万里の舌を撫でる
「…っん…上手…せんちゃん…」
万里がまた俺のもとに戻ってきて俺の体を弄り始める
「あ…あっ…ん…万里…万里…」
「一度いっとこっか?ここ…きつそうだし…」
「ん…んんっ!あ…」
「ふふ…たーくさんでたね!昨日もあんなに出したのに…えっちなせんちゃん…」
「万里ぃ…」
「可愛いからせんちゃんが欲しいのあげるね…」
「ん…あぁぁぁ…万里ぃ…」
「つらい?少し我慢してね…」
ともだちにシェアしよう!