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おまけ

万里side そろそろチェックアウトの時間…でも隣で眠る幸せそうなせんちゃんを起こすのは可哀想…だし 「まだ一緒にいたい」 フロントへ連絡を入れる 「深沢さん?俺。万里だけど」 『支配人!?どうして?』 戸惑うフロントマン。彼は俺の幼馴染みで付き人だった時代もあり未だに仲良くしてる 「あのさぁ。スイートって今日空いてたよね?」 『えぇ。空いています』 「この部屋俺の大切な人の予約だったんだ」 『そうだったんですね』 「まだ起きれないし連泊にして。宿泊代はこれから俺が昨日と今日の分払いに行くからその間に部屋の準備して。この部屋にはまだ誰も入れないで。いい?」 『かしこまりました』 「無理言ってごめんね。これからそっち行くね」 そっとベッドから降りて服を着替える。実はいつもの服も用意してた。女の子の格好のままでいたのはそれだとせんちゃんがいつもより近い距離で腕を組んだって文句一つ言わないから。おそらく優しいせんちゃんのことだからヒール履いてる俺が歩きにくいだろうから手を貸してやろうって無意識に思ってるはずだから 「あぁ…もう!…せんちゃん可愛い…」 せんちゃんの額に唇を落とし髪を撫でる。ごめんね…昨日やりすぎて…あまりにもかわいくて…俺自身も疲労で眠るまでせんちゃんの中にいたかったから処理もせずそのままにしちゃった…辛かっただろうに… でも…意識があった今も俺を求めてくれて嬉しかった。少しずるい方法だったけど… 飲ませて酔わせて動画で脅すなんて…俺最低… だってどんなことしても…どうやってでも欲しかった…せんちゃんのこと 「せんちゃん…大好き」 そっと部屋を出てフロントへ行くと深沢さんが待っていてくれた 「これ。プライベートだからね?」 詳しく言わなくても深沢さんはわかってくれる 「畏まりました」 「ありがとう」 部屋に戻り眠るせんちゃんを抱き抱えて綺麗にする。 「ん…万里…」 「起きた?」 「…ん…好き…」 「俺も大好きだよ」 「…」 あ…寝惚けてた?寝惚けてるのに俺に好きって言ってくれた… 「何それ…可愛すぎでしょ?…」 再度部屋に戻る。ベッドは色んなものでぐちゃぐちゃ… 「せんちゃん少しだけ我慢してね…」 ソファーにせんちゃんを下ろして電話を掛ける。 「北川さん」 『おはようございます。万里さま』 「あのね。部屋を移動するから手伝ってくれる?」 『かしこまりました』 すぐに北川さんが来てくれた。俺とせんちゃんの荷物をもってドアを開けてくれる。 『俺が運びましょうか?千里さんのこと』 電話でそういってたけれど拒否した。北川さんにだってせんちゃんには触れてほしくない 「大丈夫です?」 「うん。平気。せんちゃん身長の割に軽いし」 何の問題もなく部屋に運んで北川さんにはかえってもらった。 せんちゃんは小さく丸まって寒そう… 隣に横になるとせんちゃんがすりよってくる… 「あぁ…もう!可愛い…」 もう一度服を脱がせて悪戯する。寝てるのに可愛い声で反応してくれてうれしい 「はぁ…せんちゃん…」 せんちゃん…こんなに素敵な子を5年も独占して挙げ句の果てに振るなんて!!あの女おかしいんじゃないの? でもあの女のお陰でこうしていられるから感謝しなきゃかな? でもゆるせなぁい!!!何かおしおきしてやる!!覚えてろよぉ!! こんなこと優しいせんちゃんには言えないけどね…

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