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おまけ 2

せんちゃんを抱きたい!そう思ったのはもう何年前のことだろう? 初めて出会ったのは高校の入学式の日。 始めは単純に綺麗な子だなぁって思った。こんな風になるなんて思っても見なかった せんちゃんはいつも無気力でぼんやりしてて…でもやることやってるから教師に目をつけられることはない。 ある日せんちゃんの友人がフラれたって泣きついてた。 それを優しく慰めてる姿を見てなんだか羨ましくなった。 だから試しに俺も言ってみた。そうしたら頭を撫でてくれて慰めてくれた。 その時の笑顔にきゅんっとして気付けば特別な感情が芽生えてた。 高2の春。せんちゃんに恋人ができた。素朴な感じの女の子。とてもお似合いだった。 その時気付いた。あぁ…俺は既にせんちゃんに捕らわれてたんだってこと 順調に愛を育むせんちゃんに俺の思いが届くことはないと思って結構昔からモテてた自覚はあったけど面倒で断っていたのをOKするようになった。 付き合った子にせんちゃんを重ねてせんちゃんに似たところを探してせんちゃんだと思い込むことで彼女たちを好きになれたけどせんちゃんのこと好きすぎるからその思いが重たいとフラれた。 でもいいの。せんちゃんがその度慰めてくれるから… 別れたら次…そのまた次って…途切れることはなかったけどやっぱりせんちゃんを重ねないと愛してあげられなくて… 「せんちゃん…せんちゃん…俺だけの…」 せんちゃんの臭いを一杯吸い込み抱きすくめるとせんちゃんが目を覚ましたみたい。せんちゃん… 声を掛けようとしたけど何故か急に焦り出すせんちゃん。まだ少しだけ寝惚けてるのかな? 慌てる様子が可愛くて狸寝入りを決め込む

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